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■イラク政策「不支持」が「支持」上回る 米軍世論調査

 【ワシントン=山本秀也】米軍関係者向けの専門紙が、このほど現役の軍人を対象に行った最新の世論調査で、ブッシュ大統領のイラク政策を「支持しない」とする回答が42%に上り、「支持」(35%)を初めて上回った。イラク駐留米軍の死者が3000人の大台に迫るなか、戦闘任務にたずさわる軍人の政策への強い不信が示されたかたちだ。

 世論調査は「陸軍タイムズ」など4紙を発行するミリタリー・タイムズが、4紙電子版(12月29日付)で発表した。イラク派兵の是非では、派兵支持(41%)が不支持(37%)をわずかに上回った。また、イラク戦争での勝利を「信じる」という回答率は50%に達したものの、2004年調査での83%からは大幅に後退した。

 イラクの民主化や治安回復など目的の達成に関する見通しでは、8割が「3年以上かかる」と回答。現状への不満では兵力の手薄さを指摘する声が大半を占めた。

 イラクでは12月30日までに米兵2998人が死亡。月別の死者数も、12月は同日までに109人と、今年最悪の月となっていた。

〔産経新聞〕

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Posted by nob : 2006年12月31日 23:45