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■世界の失業者数、最高の1億9520万人・06年、ILO集計

 【ダボス=市村孝二巳】国際労働機関(ILO)は25日、2006年の世界の失業者数が前年より340万人多い1億9520万人となり、過去最高を更新したと発表した。世界的な景気回復や企業業績改善の勢いに比べ、リストラの影響で雇用回復のスピードが遅かったためだ。ILOは強い景気回復局面でも失業が減らないことに懸念を示している。

 15歳以上の就業人口は前年比1.6%増の29億人。景気を反映して雇用は確実に増えているが、職を求める人も増え、失業率は前年から横ばいの6.3%だった。

 仕事があっても1日2ドル以下で生活し、国連が「ワーキングプア」と定義する貧困層は13億7000万人に及んだ。人口に占める就労者の割合は男性の75.7%に対し、女性は48.9%どまりで、雇用の男女格差が根強く残っていることも分かった。

〔日本経済新聞〕

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Posted by nob : 2007年01月25日 23:22