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■ポルトガルで中絶問う国民投票

 【ロンドン12日共同】カトリック教徒が多数を占め人工妊娠中絶が原則禁止のポルトガルで11日、妊娠10週までの人工中絶の合法化を問う国民投票が行われた。AP通信などによると即日開票の結果、賛成票が60%近くを占めたが、投票率が規定の5割を超えず国民投票は不成立となった。

 しかし、賛成投票を促してきたソクラテス首相は同日、国民投票の結果は「(合法化に向け)政治的、法的な正当性を強めた」と強調、与党社会党が過半数の議会で、合法的な人工中絶の要件を緩和する関係法案を成立させる意向を表明した。

 これに対し反対派は「低投票率は中絶が大きな問題ではないということを示した」として、議論に終止符を打つよう主張。今後、カトリック教会など保守勢力が反発を強める恐れもある。

 ポルトガルは強姦、胎児の異常、母体の生命への危険があるケースのみ、妊娠12週までの人工中絶が可能で、欧州連合(EU)加盟国内で最も人工中絶の要件が厳しい国の一つとなっている。

[日本経済新聞]

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Posted by nob : 2007年02月12日 18:43