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もうさすがに方向転換しないとでしょ。。。

■米下院 イラク撤退法案可決 政権と民主党、対立激しく

 【ワシントン=山本秀也】イラク駐留米軍を来年3月までに撤退させるとした米民主党の法案が25日の下院本会議で可決された。同党は26日の上院本会議でも同法案を可決させ、ブッシュ米大統領に署名を迫る。大統領の拒否権行使は確実で、政権と野党・民主党の対立は一段と激しさを増している。

 イラク撤退法案は先に上下両院で可決されたが、撤退期限が上院(来年3月)と下院(来年8月)で異なるため、上院法案を軸に一本化が図られ今回の採決を迎えた。撤退の開始時期は今年10月1日とされている。

 民主党の13議員が法案反対に回ったため、下院本会議での採決は賛成218、反対208の小差で可決された。大統領の拒否権を覆すのに必要な3分の2の賛成は得られなかった。

 民主党のホイヤー下院院内総務は「米軍は明確な敵も成功への戦略も見えないまま、内戦に引き込まれている」と撤退法案の意義を訴えた。ブッシュ政権はイラク駐留多国籍軍のペトレイアス司令官を議会に派遣して説得を図ったが、ペロシ下院議長は「軍事でイラク問題は解決しない」と説得をはねつけていた。

 上院本会議で可決されると、法案は30日ごろ大統領のもとに回される。ペリーノ大統領副報道官は「降伏の日取りを定め、わが将官の手を縛る法案に失望を禁じえない」と下院の可決を非難し、法案送達を受ければ大統領がすぐに拒否権を行使すると警告した。

 民主党のイラク撤退法案は、もともとイラク戦費などの補正予算案に撤退期限明示の条件をつける形で審議されてきた。民主党が上下両院の可決法案を一本化した段階で、ブッシュ大統領は「戦費を人質に取るな」と怒りをぶつけていた。

 チェイニー副大統領も「民主党の指導者はイラク新政策に何が何でも反対するのがよい政策だと信じている」と非難合戦に加わり、民主党の旗振り役、リード上院院内総務を「次の選挙狙いだ」とこき下ろした。リード氏も「政権の番犬ごときとの非難合戦に興味はない」と言い返していた。

〔産経新聞〕


■イラク撤退法案、上院も可決

 【ワシントン=山本秀也】米上院本会議は26日、イラク駐留米軍の撤退期限を来年3月とした民主党法案を賛成51、反対46で可決した。法案はこれで上下両院を通過したが、ブッシュ大統領は拒否権行使の構えを崩しておらず、法案は可決と同時に事実上の廃案が決まった。

 民主党のバード上院議員は、「ブッシュ大統領はイラク国民に平和と安定をもたらすことに失敗した」と語り、駐留米軍は撤退すべきだと指摘。これに対して、共和党のマコネル上院議員は「投降の期限や補助金条項を除外して、さっさと軍への戦費給付を認めるべきだ」として、宙に浮いたイラク戦費を含む補正予算案の成立を求めた。

〔産経新聞〕


■EU、米国に温暖化対策での連携を要請へ

 【オスロ=下田敏】欧州連合(EU)は米国に温暖化対策での連携強化を呼びかける。30日に開く米・EU首脳会議の主要議題に据え、バイオマス燃料の普及促進や環境分野の研究開発で協力を要請する。世界最大の二酸化炭素(CO2)排出国である米国を取り込んで国際的な温暖化交渉での主導権を確保したい考えだ。

 首脳会議にはブッシュ米大統領やEU議長国のメルケル独首相、バローゾ欧州委員長らが出席する。EUは米国に対して温暖化・気候変動が「地球規模の深刻な問題」という認識の共有を求める。さらに石炭火力発電所の排ガスからCO2を分離して地中に封じ込める「地中貯留」の実用化技術で協力を提案。植物が原料であるバイオマス燃料の普及や省エネルギー技術などでも具体的な連携策を協議する。

〔日本経済新聞〕

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Posted by nob : 2007年04月27日 11:23