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確かに増えています。。。

■女性専用で快適「カプセルホテル」 エステ、オートロック

 サラリーマンの“定宿”だったカプセルホテルが女性客の開拓に乗り出している。オートロック付きの専用ゾーンを設けたり、エステやマッサージを取り入れたりと「スパリゾート」感覚で泊まれるのが特徴だ。出張や旅行の宿代を浮かしたり、終電を逃した時の仮眠所にしたりと利用動機は男性と同じだが、やりくり上手な女性たちは「癒やし」をあきらめたりはしない。

安心

 大阪・ミナミの繁華街、アメリカ村近くにある「朝日プラザ心斎橋」は、女性も泊まれるカプセルホテル。夜のとばりが下りるころ、女性客が次々とチェックインをすませ、地下1階の女性専用ゾーンへと吸い込まれていく。

 女性ゾーンの入り口はオートロックになっており、通路には防犯カメラと治安対策は万全。ロッカーを開ければ室内着とタオルが用意。パウダールームには化粧水や乳液…と、手ぶらでも宿泊できるサービスがうれしい。大浴場にはサウナもあって、疲れた身体を癒やすのにもってこいだ。

 同ホテルが女性専用ゾーンを開設したのは昨年7月。宿泊課主任・今川誠さんによると「出張中のOLや海外からきた旅行客、就職活動中の女子学生がよく利用されます」。1泊2700円。「女性用カプセルは39室ありますが週末はほぼ満室です」と今川さん。

 出張のため連泊しているという福井県の作家(28)は「交通の便がいいし、なんといっても値段が安い。女性専用なのでカプセルでも抵抗はなかった」と話す。

セット

 神戸市内の温浴施設「神戸クアハウス」も平成16年、併設するカプセルホテルの1フロアを女性専用に切り替えた。

 「三ノ宮駅から近く、終電を逃した女性やカップル、家族連れなど、以前から女性のニーズはありました」と総合支配人の坂本順子さん。

 女性に心地よく過ごしてもらおうと、坂本さんのアイデアでカーテンと壁紙は花柄に変えた。さらに、マッサージやあかすり、リンパエステなどのサービスも提供、多彩なリラクゼーションが人気を呼んでいる。

 「宿代は抑えても美容に投資を惜しまないのが女性。シティホテルなら宿泊込みで数万円かかるところを、うちなら1万円以内で利用できます」

 楽天トラベルなどインターネットの旅行代理店と提携しており、女性客の大半はネットで予約するという。「寝心地がいい。お風呂が広い。ネット上の書き込みが女性たちの安心感につながっている」と坂本さん。リピーターも多く、宿泊客はここ3年、毎年10%ずつ増えているという。

使い分け

 女性客を取り込む傾向はビジネスホテルも同様だ。チサンホテル、チサンインなどを展開するソラーレホテルズアンドリゾーツでは、16ホテルに約220室のレディースルームがあるという。「導入前は5%程度だった女性客が30%まで増えた」(同社)。

 男性客がメーンだったカプセルホテルなどに女性も宿泊するようになった背景について、「ひとり」を楽しむ情報サイトeine(アイン)編集長、葉石かおりさんはこう分析する。

 「もともと女性はお金にシビアでやりくりが上手。洋服でいえばユニクロとブランド物といったように、ホテルについても用途に応じて使い分けをするようになったのではないか」

〔産経新聞〕

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Posted by nob : 2007年05月20日 11:27