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自然の前にはありえない絶対的な安全、、、事故は常に起こりうるもの、、、隠匿せずに事実を公表することこそが責任。。。

■海外報道「チェルノブイリのよう」 打ち消しに政府躍起

 中越沖地震で、柏崎刈羽原発に重大な放射能被害が起きているとの報道が一部の海外メディアに見られたことから、政府は在外公館に対し、各国政府に正確な情報を伝えるよう指示を出し、外国人記者向けの説明も開くなど、対応に追われている。

 「東京―ニューヨークを飛行機で往復する間に宇宙から浴びる放射線の1000万~100万分の1の量です」。27日、東京都内であった日本外国特派員協会の会見で、原子力安全・保安院の福島章・首席統括安全審査官は、同原発で漏れた放射線の量について説明した。

 東京―ニューヨーク間往復(0.2ミリシーベルト)、胸部X線(6.9ミリシーベルト)……。放射線を浴びる身近な例と、その値を載せた図も配った。今回漏れ出たのは、海水に10億分の2ミリシーベルト、大気に1000万分の2ミリシーベルトとけた違いに低い値で、人や環境に影響はないと訴えた。

 「チェルノブイリみたいなことが起きている」「日本は隠している」

 外務省国際原子力協力室によると、欧州や南米、アフリカなどでは、こんな報道もある。同省は26日、これまでの報道発表資料をまとめ、各国に公電で流した。会見に来ていたロイター・ジャパンの女性記者は「欧州では地震がなく、イメージしにくい。チェルノブイリ事故で神経質になった国もある」と話す。

 保安院によると、現在は原子炉がすべて停止しており、余震で被害が出ても大気に放射性物質が出る恐れはないという。「放水口も止めており、余震で、今回のようにプールからあふれた水が海に流出することも想定できない」という。

〔朝日新聞〕


■点検中の柏崎1号機、原子炉の水もあふれる

 新潟県中越沖地震で、東京電力柏崎刈羽原発の使用済み核燃料プールから水があふれ出た問題で、点検中だった1号機では原子炉部分の水も同様にあふれ出ていたことが27日、わかった。東電はこれまでプールからの流出だけを公表し、原子炉部分については明らかにしていなかった。

 社民党調査団に対して東電が認めた。東電によると、原子炉とプールの間で核燃料を移動させる際、両施設の水路を直結させ、水の中を動かす。

 1号機は地震発生当時、定期点検を終え、原子炉内に水を張ってプールとつないだうえ、核燃料をプールから炉に戻す直前だった。そのため、格納容器などのふたも開けた状態で、地震の揺れで炉内の水もあふれたという。点検が終わっていないので、炉内に核燃料はなかった。

 5、6号機も点検中だったが、両機は核燃料を炉内に戻した後で、格納容器のふたを閉めていたため、内部の水はあふれなかったという。

 東電は「公表しなかったわけではない。説明不足だったが、炉内は水路で使用済み核燃料プールとつながっており、両者の水に区別はない。1号機ではあふれた水が非管理区域に流れる被害も出ていない」と説明している。

 一方、東電は同日、不明だった補助建屋の雨漏りの原因について、地震で外壁に入ったひびから水が浸入している可能性が高いと発表した。

 管理区域内で使った衣服を洗う場で、厚さ約40センチのコンクリート製壁の床に近い部分がひび割れていた。水たまりは、長さ約21メートル、幅約2メートル、深さ約1センチになっているという。

〔朝日新聞〕

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Posted by nob : 2007年07月28日 10:33