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すべて正解できる人がどれだけいるのでしょう?

■「気が置けない」と遠慮?慣用句の誤解目立つ…文化庁調査

 「気が置けない友達」には、遠慮が必要?——。文化庁が7日発表した「国語に関する世論調査」で、慣用句の意味を誤解したり、誤った言葉遣いをしたりするケースが目立った。

 また、漢字を調べる際、辞書ではなく、携帯電話の漢字変換機能を使う人が、20代では8割に上っていることも分かった。

 調査は今年2〜3月、16歳以上の約3400人を対象に行われ、慣用句などの使い方をたずねた。

 「気が置けない」は、「気配りや遠慮をしなくてよい」という意味だが、正しく理解していたのは42・4%。「相手に気配りや遠慮をしなければならない」と誤って考えている人が48・2%を占めた。

 「役不足」を「本人の力量に比べ役目が軽いこと」と正しく理解していた人も40・3%にとどまり、50・3%は「役目が重すぎる」と回答していた。

 「流れに棹(さお)さす」についても、「流れに沿って、勢いを増すこと」と正しい意味を選んだのは17・5%に過ぎず、62・2%の人は「流れに逆らって、勢いを失わせること」と逆の意味に理解していた。

 また、「混乱した様子」を意味する「上を下への大騒ぎ」を、58・8%の人が「上や下への大騒ぎ」と使っていた。「夢中になって見境がなくなること」の「熱にうかされる」も、48・3%の人が「熱にうなされる」と勘違いしていた。

 一方、わからない漢字を調べる場合、何を使うかを聞いたところ、「辞書」(60・6%)、「携帯電話」(35・3%)、「ワープロ・パソコン」(21・3%)、「電子辞書」(19・4%)という順番だった(複数回答)。年代別に見ると、10〜30代の各年代では、携帯電話で調べる人が辞書を使う人を上回った。特に20代は、携帯電話派が79・3%に達し、辞書派は35・4%にとどまった。

 ただ、文化庁国語課は「携帯電話の変換機能では漢字の意味までは分からず、求めている漢字を正確に選び出せるかどうかは使う人の国語力にかかってくる」と指摘している。

[読売新聞]

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Posted by nob : 2007年09月07日 23:59