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深刻な状況、、、世界的な様々な影響が日々露呈。。。

■白クマ40年後3分の1に、温暖化原因でアラスカは絶滅へ

 【ワシントン=増満浩志】地球温暖化による海氷の減少で、今世紀半ばには、ホッキョクグマ(白クマ)がアラスカなど広い範囲で絶滅し、世界全体の頭数が3分の1以下になるとの予測を米地質調査所が7日発表した。

 現在約2万頭いると推定されるホッキョクグマは、氷上で捕獲するアザラシを主食としており、生息には海氷が欠かせない。同調査所は、「温暖化がこのまま進み、21世紀末の平均気温は6・4度上昇する」とした気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の予測を基に、夏の海氷面積の推移を計算した。

 その結果、全体の約3分の2が生息する海域で、2050年には夏の海氷が消滅し、クマが生息できなくなると予測された。海氷の減少は近年、IPCCの予測よりも速く進んでおり、同調査所は「控えめな予測」と説明している。

[読売新聞]


■薄れゆく四季 秋が来ない? 10月まで残暑…そして厳しい冬

 埼玉県熊谷市など全国2カ所で40.9度を観測、国内最高気温を74年ぶりに塗り替えるなど、異例の猛暑となった今夏。8日は台風9号が持ち込んだ暖かい空気の影響で、都心の最高気温が32.9度など各地で真夏日を記録し、強い日差しが戻った。そろそろ秋の気配を期待したいが、気象庁によると、残暑はまだまだ続く見込み。秋らしい秋を感じないまま、厳冬に突入する可能性も。日本の四季が薄れゆくのは、どうやら今年の猛暑を引き起こした「ラニーニャ現象」と温暖化に原因があるようだ。(桜井紀雄)

ラニーニャ、温暖化影響

 気象庁の秋の3カ月予報によると、太平洋のペルー沖と正反対のインドネシア近海で対流活動を活発化させたラニーニャ現象は冬まで続く見通し。このため9月は、猛暑となった8月同様に太平洋高気圧の影響で残暑が尾を引くことになりそうだ。

 ただ、夏のようにカラッと晴れるわけではなく、「9月特有のぐずつく空模様で、蒸し暑いだけ」(気象庁)と、うんざりする天気が続く可能性もある。10月になっても高い気温は続き、初冬ともいえる11月に入ってようやく平年並みに落ち着く見込みだ。

 猛暑をもたらしたラニーニャ現象は、冬には寒さを呼び込む。対流活動の活発化は日本上空に寒気を南下させる要因ともなり、厳冬になりやすいという。平成17〜18年冬の記録的豪雪の一因ともなった。

 気象庁の高橋俊二予報官は「冷夏や暖冬につながるエルニーニョ現象が寒暖のメリハリをなくすのに対して、ラニーニャ現象はメリハリをつけるのが特徴」と説明。今年については、残暑が長引くと予想されるため、短い秋を満喫する間もなく、厳しい冬を迎える事態も起こりかねないという。

 “長い夏”をもたらし、秋を縮めさせるのはラニーニャ現象ばかりではない。地球規模で進む温暖化と都市が熱をため込むヒートアイランド現象も要因に挙げられる。

 気象庁によると、温暖化のために、日本の平均気温はここ100年で1度以上上昇。東京に限れば、ヒートアイランド現象の影響が加わって約3度上がったという。

 「特に5月までの春で気温上昇が顕著で、相対的に夏を感じる期間が広がっている」(高橋予報官)

 長い猛暑と厳しい冬。そしてわずかばかりの春と秋。情景豊かな日本の四季は、今後ますます薄れていくことになりそうだ。

 【用語解説】ラニーニャ現象

 太平洋赤道海域で貿易風が強まり、温かい海水を西に吹き寄せるため、東側のペルー沖で半年以上、海面水温が下がる現象。太平洋の反対側のインドネシア近海で逆に水温が上がり、対流活動が活発化。太平洋高気圧の勢力を強め、日本の猛暑の原因ともなる。スペイン語で「女の子」の意味。ペルー沖で水温が上がり、冷夏をもたらす「エルニーニョ」は「男の子」の意味で、正反対の現象なため名付けられた。2〜7年の周期でエルニーニョ現象と交互に現れるとされる。

[産経新聞]

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Posted by nob : 2007年09月09日 22:25