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それでもやはり周囲にもauユーザー達が増えた感。。。

■au独走、ドコモと明暗 携帯番号持ち運び制1年

 携帯電話の番号を変えずに通信会社を移せる番号持ち運び制が始まって24日で1年を迎える。価格やサービスを競う契機になったものの、利用は携帯保有者の3%(342万件)にとどまった。契約の獲得競争は、KDDI(au)が独走し、春以降、ソフトバンクモバイルが追い、NTTドコモは一人負けとなった。

 制度開始前、業界には「2年で全体の1割が利用する」との予想が浸透していた。しかし、メールアドレスが持ち運べないうえ、制度利用に必要な2100円の解約料や、解約する会社に連絡して番号持ち運びのための「予約番号」を発行してもらう手間が利用拡大を阻んできた。

 9月末までの1年でみると、この制度による増減がプラスとなったのはKDDIだけ。ソフトバンクモバイルは4月から毎月プラス。ドコモはすべての月でマイナスだ。

 KDDIの小野寺正社長は「特別なことはしていない」というが、「電波がつながりやすい」との評判や若者に人気の端末デザインなどで着実に顧客を獲得した。

 ただ、ここにきてKDDI幹部も「脅威だ」と認めるのがソフトバンクの猛追だ。

 孫正義社長は22日の新商品発表の席上で「ほとんどの人の想像より良い結果だった。通話エリアの拡大で守りを固め、料金などで攻め続けた成果だ」と自賛した。

 昨秋の制度導入の前日に、夜間を除いて自社端末同士の通話を無料とする国内初の試みを発表。1月には基本料980円の「ホワイトプラン」で安さを前面に出してきた。その結果、新規を含めた全体の契約増で5月からトップを続ける。

 「一人負け」のドコモは「そもそもトップシェアには厳しい制度だ」(幹部)と釈明する。シェアが高い分、番号を変えられずに制度導入を待っていた顧客が他社より多い、というわけだ。1年でドコモが失ったシェアは約2%で、依然53%余りを占める。

 それでも、契約競争で最下位続きに業を煮やしたドコモは6月、2年契約を条件に基本料を最大半額にする囲い込み戦略を発表。KDDIも追随した。ソフトバンクが火をつけた価格競争に、両社も基本料値下げで呼応した形だ。持ち運び制が、顧客還元という成果を出しつつあることを示すが、関係者からは「選択の自由を高める制度のはずが、かえって囲い込みが強まった」との指摘もある。

〔朝日新聞〕

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Posted by nob : 2007年10月23日 11:11