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この程度の数字で収まるようには思えない。。。

■社会保障給付維持なら、25年度に現役世代の負担3割増

 年金と医療、介護の社会保障3分野に関する将来の給付水準と負担の関係を示す政府の試算が16日、明らかになった。

 65歳以上の高齢者に対する給付水準を維持すると、2025年度には現役世代の1人あたりの負担額が現在より3割多い年162万円に膨らむとしている。

 一方、現役世代の負担水準を維持した場合、年金給付は変わらないが、医療給付が2割強、介護は4割弱もカットされるとしている。少子高齢化の進展による給付総額の増加と支え手である現役世代の減少が要因だ。

 政府が国民1人あたりの負担と給付について試算するのは初めてで、17日の経済財政諮問会議で提示する。具体的な数字が示されたことで、社会保障と税制の一体改革に向けた給付と負担を巡る議論が加速しそうだ。

 高齢者に対する社会保障の年間給付は08年度の1人平均で年金153万円、医療58万円、介護27万円の計238万円。現行制度のまま同等の給付水準を維持した場合、25年度の給付額は賃金上昇などを加算した269万円になるとした。

 ただ、この場合は、社会保険料や公費(税金)による現役世代の負担を、08年度の121万円から25年度は162万円に引き上げる必要がある。国民全体では11~12兆円程度の負担増という。

 逆に現役世代の負担水準を維持するケースでは、医療給付は現状維持の77万円から59万円に、介護給付は40万円から25万円に削減されるとした。保険料の引き上げや増税など現役世代の負担増に国民の反発が根強い一方、負担を維持して給付が削減されれば、高齢者医療の患者負担などが増えることになる。

〔読売新聞〕

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Posted by nob : 2007年10月17日 08:25