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目覚めよ地域住民、原発はもう要らない!

■原発推進派の柏原氏再選 山口・上関町長選

 中国電力が原子力発電所の建設計画を進める山口県上関町の町長選が30日、投開票され、原発推進派で現職の柏原重海(しげみ)氏(58)=無所属=が、反対派で農業などを営む新顔の山戸孝氏(30)=同=を破って再選を果たした。原発の是非を争点にした町長選は、計画が表面化して以降の25年間で8度目。過去7回は推進派が6割弱の得票率で制したが、今回の柏原氏の得票率は66.9%に上った。

 選挙戦で柏原氏は、町の人口が25年間で45%減少したことを背景に、「急速に進む過疎・高齢化に歯止めをかけるには原発関連の交付金や中電の協力金に頼らざるをえない」と主張。推進派町議や建設業者らの組織戦で支持基盤を固めた。

 山戸氏は「原発のカネに頼るのではなく、環境保全型の農水産業で『一流の田舎』を目指そう」と訴えたが及ばなかった。

 原発の着工は09年度に予定されており、柏原氏は「今回で原発論争には決着がついた」と位置づける。ただ、土地の権利関係をめぐって反対派が起こした訴訟が係争中のため、中電が予定地周辺で実施している詳細調査は一部中断しており、予定通り着工できるかは不透明だ。

 当日有権者数は3423人、投票率は88.08%(前回89.92%)。得票数は柏原氏1999票、山戸氏990票だった。

〔朝日新聞〕

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Posted by nob : 2007年10月01日 21:58