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敬愛する友人のブログより。。。ひと回りも歳下の彼から、いつも多くを学んでいます。。。Vol.4

■みんな知らないところで・・・


今日は、原子力発電の負の側面について

書いてみようかな・・・・

おぉ、勇気がいるぜ!


原子力発電について、

テレビ・新聞の情報だけを信じて不勉強な友人と話すと大抵は、

「仕方ないよ、原子力が無かったら電気が足りないんだから」

とか

「CO2出さないから、エコでしょ」

などと答えが来ます。


実は電気は原子力が無くても足りるんですよ!

このことについては今日は書きません。

次回以降を楽しみにしてね。

また、CO2出さないなら、放射能を出してもいいんですか?

実はウランを掘る時点からすれば

CO2出すんです。

それに、

原子力発電所は近くの海を温めるから

結局、温暖化を進めてしまうのです。


今日は、

原子力発電によって私達に電気がもたらされる過程で

起こっている悲しみ・・・・・

みんなに知らされてないことについて書きます。


さてとさてと、何から書こうかな(^^)

原子力発電に必要な原料はウランです。

ウランは日本には少ししかありません。

だから、

100%輸入なのです。

そのウランは、

オーストラリアやカナダやインドや

アメリカのインディアンの土地で

採掘されます。

ウラン採掘場は大抵が、

森と共にその地に根ざして生活する少数民族が

住んでいたところです。

彼らを森から追い出し、ウランを掘る。

ウランは危険な放射性物質ですから、

低所得者層が労働に当たります。

その労働者がどんどん被爆して、病気や死に見舞われます。

んんん・・・・


さて、掘られたウランは精製するために例えばアメリカに運ばれます。

運ぶ間にも、たくさん放射能が漏れるんでしょ・・・・

アメリカの工場で、

掘られた天然ウランの中から、

原子力発電に使えるウランだけを取り出します。

その量は、天然ウラン「1」に対して、たった0.3%分しか取れません。

その0.3%分が日本に運ばれて原子力発電の燃料になるのです。

では残りの99.7%分はどうなるの?

余ったウランを「劣化ウラン」と呼び、

なんと軍需産業に1トン1ドルというタダ同然の値段で

売り渡されると言われてます。

軍需産業は、そんな危険なものを買ってどうするの?

それは・・・・

劣化ウラン弾という貫通ミサイルなどに使うためです。


その劣化ウラン弾は、どうなるの?

コソボやユーゴスラビア、

イラクやアフガニスタンやアフリカで使われます。

例えば、

1991年の湾岸戦争ではイラクに300トンの劣化ウラン弾が使われました。

戦争終了後、

イラクでは癌が数倍に増え、子どもがどんどん死んでゆく。

落とされた劣化ウラン弾の粉塵が大気に舞い、

地中に刺さった劣化ウラン弾は大地と水を汚染する。

イラクの人々は、放射性物質だらけの空気と水と食べものを

身体に入れるわけです。

いわゆる「内部被爆」!

湾岸戦争後のイラクでは160万人が亡くなり、

そのうち60万人が子ども。

160万人とは、横浜市の人口の半分の人数です!

戦争が終っているのにですよ・・・・

そして2003年に始まったイラク戦争で、

アメリカは3000トンの劣化ウラン弾を使用しているとされます。

なんと湾岸戦争の10倍以上!

なんてことをしてしまったんでしょうか・・・

日本は、そういうことをする国に

擦り寄って自衛隊を派遣してたのです。

そして、今も・・・・


アメリカ帰還兵や、

周辺の国でも癌が増え始めてるそうです。

イラクからの帰還した自衛隊員も

実は10人以上、自殺しています。

さて、

日本に運ばれたウランは原子力発電所で燃やされます。

原子力発電所で働く人たちの実態をご存知ですか?

安全な管理室で働く人たちは、

いい大学を出たエリートでしょうが、

実際に被爆しながら働く人たちは、

山谷や寿町や尼崎などに住む日雇い労働者であったり、

地方から出てくる出稼ぎ労働者。

放射能濃度が高いところでの作業は、

全身防御服を着てても作業時間は

たった「数分」という程の危険。

そんな短い時間で点検したり

ネジを巻いたりするんですよ。

これでは危険な緊張状態で作業に不備が出て当然です。

そして、労働者は確実に被爆してゆくのです。

後日、身体に異変が起きても、

労災はおりません。

放射能と因果関係が証明できないから!

こんなことが、私達の電気のために

毎日起こっている。

日雇い労働者だから、構わないかな?


原子力発電所の周辺地域では、

癌、流産、こどもの難病が多いこともお知りですか?

アメリカのデータでは、

原子力発電所を止めると

その周辺地域の乳児死亡率が下がることがわかってます。

ということは、

稼動してるときは、

よりたくさんの子どもが死んでいたわけです!

中国の核実験が行われた翌年や、

ロシアのチェルノブイリ原発事故が起こった翌年、

日本でも乳癌や乳児死亡が増えてます。

数字に表れない

流産などで生れることすら出来なかった子ども達も

きっと多いことでしょう。

さて、ウランが通ってくる道のりで

沢山の人が被爆して

病気になったり亡くなって行く。

それは、今、このときにも・・・・

私が電気のスイッチを入れることで

起こっている真実です。


ウランを掘るときに被爆者が生まれ、

ウランを精製するときに被爆者が生まれ、

余ったウランが爆弾として戦争地で使われ、

その地では長い間に渡って汚染で人が死んでゆく。

ウランが運ばれる過程でも放射能が漏れる。

原子力発電所で働く労働者が被爆し、

原子力発電所近くに住む人たちの死亡率が上がる。

そして、

青森県六ヶ所村核再処理工場が稼動したら、

工場から海と大気中に出てくる放射能の一日の量は、

原子力発電所1基が一年かかって出す放射能に匹敵します。

これから先、私達は放射能にまみれた

米や野菜や魚を食べ続けるんです。

さぁ、それでも、「仕方ない」ですか?


被爆と病気の関係は、医学では解明されていません。

でも、

事実として、

ウランの周りで、

原子力発電の周辺で、

多くの方が病になり、なくなる人も多い。

被爆と病気の関係は、まだ解明されていないだけなのです。

解明されてなければ安全ですか?


これだけたくさんの人が傷つき亡くなられる原子力発電なのに、

CO2を出さないからエコですか?

発電自体で出さなくても、

ウラン採掘や輸送で、CO2を出してるんですよ!

原子力発電の周辺の海は水温が高い。

沸騰した放射性物質を含んだ水を冷すのに海水中を通すからです。

CO2を出さなくても、

直接的に海を暖めて温暖化を促進する。


核再処理工場で出来上がるプルトニウムが、

どんどん溜まっていきます。

日本は非核三原則の国なのに、

原爆の材料をどんどん増やして、

アジアの国々に脅威を与え、

軍拡競争が始まってる。


私は、今日書いたことだけをもっても、

原子力発電を止めたい。

六ヶ所村核再処理工場を止めたい。


原子力発電が実は不要な理由、

そして、

原子力発電からの脱却については

方法があるので、

いづれ書きますね。

今の便利な社会を放棄せずとも、

原子力に頼らない政治・経済は可能なのです。

未来に永遠に脅威と危険を残すことを、

私達は本当に望みますか?

仕方ないですか?


もし「仕方ない」と諦める理由があるとすれば、

それは、

みなが興味を持たず、

「仕方ない」と思っているから!

方法があるにも関わらず・・・・


ハッピーに生きるために、

加害者・被害者にならないために、

未来を選択しましょう(^^)

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今日書いたことに関しては、

色んな反応があるでしょうから

誹謗中傷、及び、反論に対する私のコメント回答は

控えさせていただきます。

よろしくお願いします(^^)

ここから続き

Posted by nob : 2008年02月26日 14:24