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何はともあれ前進には違いない、、、引き続き頑張れ。。。
■大阪府、財政収支1100億円改善 橋下知事が再建案発表
大阪府の橋下徹知事は5日、2008年度に1100億円の収支改善を行うとした財政再建案「大阪維新プログラム」を発表した。今年度予算で人件費と事業費で計665億円の歳出を削減し、府有施設売却などで新たに435億円の歳入を確保するとしている。
橋下知事は歳入不足を賄うため185億円の退職手当債を発行するとしており、穴埋めのための府債発行はしないという当初方針からは後退せざるを得なかった。7月に開かれる臨時府議会で本格議論が始まる。
[日本経済新聞]
■橋下大阪府知事:維新案に総務省は期待感 識者の指摘様々
橋下大阪府知事が発表した「大阪維新プログラム案」について総務省の滝野欣弥事務次官は5日の記者会見で「財政健全化に向けた取り組みは非常に重要なので、今後の動向に注目したい」と橋下知事の取り組みに期待感をにじませた。「自治体財政健全化法」が08年度から適用されることもあり、府の動向に同省も重大な関心を寄せている。
ただし各都道府県の歳出を02年度と06年度の決算で比べると、大阪が1.03倍と歳出を伸ばした一方、高知の22%を筆頭に25道県が1割以上の歳出削減を進めている。同省幹部は「各県が血を流し痛みを感じている。今回の改革案にしても、大阪だけが特別ではない」と突き放した。
◇お役人風の案に
▽片山善博・前鳥取県知事の話 橋下知事の意気込みは買っていたが、結果はお役人風の案になったという印象。やりにくいところに手をつけていないからだ。例えば、国の直轄事業は府の負担金も大きいが、削減対象になっていない。国の外郭団体への補助金も同様だ。議員報酬や議会の政務調査費など、議会関係の削減も出てこない。議会には、これまでの府政を承認してきた責任を問わないといけない。結局は、従来型の改革の延長になっている。強い人にものを言わないのでは改革はできない。「維新」というのは大勢を変えること。国にも議会にも、ものを言うことだ。
◇出資法人にメスを
▽新藤宗幸・千葉大法経学部教授の話 大阪府の放漫経営が財政悪化を招いたことは否定できないが、今回の歳出削減は切りやすいところをカットした印象がある。個人への給付を減らすより、無駄遣いを放置してきた出資法人にもっと鋭いメスを入れるべきだった。
府には、市町村との関係構築のビジョンが欠かせない。府単独の財政再建を語っても不十分だ。さらに当選直後の田中康夫前長野県知事が県内各地で行革を説いたように、住民との直接対話で意向をくみ取る作業も必要ではないか。
[毎日新聞]
Posted by nob : 2008年06月05日 00:23