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自販機収入に頼る自営業者は深刻です。。。

■タスポ普及2割 たばこ店困惑

窓口へ客が集中   
コンビニに流出   

「taspo(タスポ)」が1日、県内でも導入された。未成年者の喫煙防止対策が期待されるが、県内普及率は約2割にとどまっている。たばこ店からは、タスポの提示が不要なコンビニエンスストアなどに客が流れ、自販機での売り上げ減少を心配する声も出ている。

 タスポは、成人のみが持つことのできる電子マネー機能付きカード。自動販売機の読み取り部にかざすことでたばこを購入できる。

 日本たばこ協会によると、この日導入されたのは、全国で最後に残っていた関東と山梨、沖縄の1都8県。県内では6月末までに、たばこ自販機全体の99・8%にあたる2万3608台で対応機への切り替えが進み、導入に備えてきた。

 県内の推定喫煙人口約180万6000人のうち、申し込みを終えた人は6月24日現在、36万6626人で、普及率は20・3%。カードは無料だが、認知度がいま一つである上、本人確認書類の写しと顔写真を添えて同協会に郵送で申し込むなど、手続きが煩わしいことが影響したとみられる。

 1日に、川崎市川崎区駅前本町の地下街・アゼリアの特設会場で申し込んだ主婦(42)は「顔写真も撮ってくれる申込所をもっと身近なスーパーなどに設けてくれないと、普及率は上がらないのでは」と述べた。

 横浜市中区のたばこ店主(70)は「窓口で買う人が増えて、忙しくなった。申し込みが面倒だと言って、カードを作っていない人は多い。お客さんは慣れるまで混乱するのではないか」と話した。

 たばこ店の間では、24時間、対面販売してくれるコンビニなどに客が流れることを懸念する声もあり、県たばこ商業協同組合連合会の宮嶋実会長は「客に声をかけ、カードを持ってもらうことが大切。導入日までにカードの普及に力を入れてこなかった店は、経営が一時的に厳しくなるかもしれない」と指摘。引き続き普及に努める考えだ。

[読売新聞]

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Posted by nob : 2008年07月02日 23:33