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■日本が隠している独島の歴史200年
日本外務省が公式ホームページ(www.mofa.go.jp)に掲載した「竹島(独島の日本名)問題」には1700年から1900年までの「竹島の歴史」に対する言及がない。外務省はサイトのメイン画面に載せた「竹島領有権に関する我が国の一貫した立場」という文を通じて「竹島は、歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も明らかに我が国固有の領土です」とし「韓国による竹島の占拠は、国際法上何ら根拠がないまま行われている不法占拠であり、韓国がこのような不法占拠に基づいて竹島に対して行ういかなる措置も法的な正当性を有するものではありません」と主張している。外務省はこれに対する根拠として11のセクションのマニュアルを添付した。しかしこの資料によると独島の歴史は日本が鬱陵島に出入りを禁止した1696年以前と、独島を竹島と名付けて島根県に編入させた1905年以後に分けられているだけで、その間にあたる200年間の独島に関する史料が見当たらない。
次にあるのは外務省が竹島を認知し、鬱陵島渡海禁止令を下すときまでを要約した内容と、韓国の北東アジア歴史財団が運営するサイバー独島歴史館が1700年代から1900年まで独島がどうして韓国の領土なのかを記した内容だ。
▼日本関連内容
1618年、日本の鳥取藩の人々は、徳川幕府から鬱陵島渡海免許を受けた。また鬱陵島に行く波路にある竹島も漁業地域で活用した。ここの人々は竹島を鬱陵島に行く“中間停泊場”と認識し、あしかやあわび捕獲の良い漁場として利用した。1635年、鎖国令で日本人の国外条項を禁止した幕府は、鬱陵島と竹島に対しては渡海禁止措置を取らなかった。1693年、幕府が鬱陵島で魚類を採取している安竜福(アン・ヨンボク)ら2人を日本に連行し、朝鮮に対し、漁民の鬱陵島渡海禁止を要求する交渉を始めたが決裂した。この報告を受けた幕府が1696年1月「鬱陵島は…朝鮮領と判断される。無用の小島をめぐって隣国との好を失うのは得策ではない」と鬱陵島渡海禁止を決め、これを朝鮮に伝えるように対馬藩に命じた。以後、日本の“竹島の歴史”は200年を飛び越えて1900年代初めに飛ぶ。外務省は1905年1月、政府が当時の閣議決定で竹島領有の意思を再確認した上で、これを「島根県所属隠岐島司ノ所管」として決めると同時に「竹島」と名付けたと記述した。
▼韓国関連内容
これと比較し、サイバー独島歴史館には三国時代、新羅(シルラ)の智證(チジュン)王の時代から1900年代までの「独島の歴史」は一目瞭然だ。特に1700年~1800年代資料には日本が提示することができない史料が多く載せられている。当時の状況を史料によって要約した内容だ。
-1775年(英祖51)日本初で経緯度線を入れた長久保赤水の「改正日本輿地路程全図」に鬱陵島と独島がそれぞれ「竹島あるいは磯竹島」「松島」と描かれている。鬱陵島の右に「(この島から)高麗を見ることは、出雲から隠岐の島を見るようだ」と付記し、2つの島を朝鮮の領土と区分した。
-1785(正祖9)日本の林子平が著した三国通覧図説の付図「三國接壤之圖」と「朝鮮八道地図」で鬱陵島と独島を朝鮮の領土と表記した。
-1870(高宗7)1869年12月、朝鮮に密派された日本外務省の役人たちが帰国し、1870年4月、復命書「朝鮮国交際始末内探書」を提出した。この復命書には「 竹島松島朝鮮附属ニ相成候始末」を調査した内容が掲載されている。
-1883(高宗20)4月日本海軍水路局が「歓迎水路誌」を発刊した。第2巻「朝鮮国一般情勢」では独島が朝鮮の領土であることを自ら明らかにした。
「どうして竹島が日本の領土か」を説明する資料を毎年更新している外務省が、約200年間の独島史料を提示しないのは、竹島が日本の領土だと証明するに値する史料がないか、史料があっても日本に不利なことしかないと分析される。2003年に帰化した保坂祐二世宗(セジョン)大学教授は「1700年~1800年代、独島関連史料は全面的に韓国に有利であり日本が公開したがらない」とし「外務省は日本の民間研究者たちが当時の独島領有権を主張した資料を出しても論理的アプローチにならないと判断し、あえて無視する政策をとっている」と述べている。独島学会会長であるシン・ヨンハ梨花女子大学教授は「1696年1月28日、幕府が鬱陵島・独島は朝鮮の領土なので、日本人が渡ることを禁止するという命令を下し、それに関する外交文書を朝鮮に伝達した」とし「1700年、ある日本人が独島を経由して鬱陵島に渡り、死刑となった史料がある。日本がこうした部分を公開したら不利な立場に置かれるから徹底的に隠すだろう」と話している。
[中央日報]
Posted by nob : 2008年07月27日 10:49