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デパートもたいへんだなあ。。。

■大手百貨店:若年顧客層を狙え! 店舗改装相次ぐ

 大手百貨店が夏から秋にかけての店舗改装で、顧客年齢層の若年化に向けた取り組みを相次いで始める。株価下落や景気悪化を受け、高額商品の売れ行きが低迷しているためで、年齢層拡大に合わせて価格の引き下げも進め、売り上げのテコ入れを図る考えだ。

 松坂屋銀座店(東京都中央区)は9月23日に▽アクセサリー売り場を120平方メートルから300平方メートルに▽婦人洋品・雑貨売り場を130平方メートルから400平方メートルに▽婦人靴売り場を200平方メートルから600平方メートルに--それぞれ拡大する。新ブランドを積極導入し、従来55~64歳が中心だった顧客層を「働く30代の女性」にまで拡大するのが狙いだ。価格帯も2~3割安くして銀座周辺で働く女性の取り込みを目指す。

 従来は熟年層を意識して老舗商品などの品ぞろえを強化して差別化を図ってきた。しかし、「銀座で最も多い、働く女性を取り逃がしてきた」(広報担当)という反省から、17年ぶりの大規模改装に踏み切る。

 小田急百貨店は新宿店(同新宿区)に20代女性を対象にした婦人服売り場「ヒートアップパーツ」を今月20日にオープン。こちらも価格を主力の30代のキャリア層向けより2~3割安く設定し、周辺の専門店などに流れていた顧客を取り込む。

 一方、伊勢丹新宿本店(同)は9月3日、地下2階のスポーツ品売り場を、18~22歳の女子学生をターゲットにした衣料品売り場「イセタンガール」(1000平方メートル)へと全面改装する。「若年層を百貨店に呼び込むための入り口」(広報担当)という位置付けで、主力顧客の親世代と一緒に買い物を楽しんでもらう考えだ。【田畑悦郎】

[毎日新聞]


■松坂屋銀座店、17年ぶり大改装 伊勢丹も新宿本店を改装

 J・フロントリテイリング傘下の松坂屋は21日、主力店である銀座店(東京・中央)で17年ぶりに大規模改装を実施すると発表した。三越伊勢丹ホールディングス傘下の伊勢丹も新宿本店(東京・新宿)の婦人フロアを改装する。売上高減少に悩む各社は統合に続き、若い女性などの顧客層拡大による販売テコ入れを急ぐ。

 松坂屋銀座店は9月23日に改装オープンする。地下2階から地上2階までの4フロアを中心に、20—30代の若い女性向けに食料品や服飾雑貨など価格が手ごろな商品を拡充する。投資額は10億円。

 アクセサリーや婦人靴、雑貨の売り場面積を2—3倍に広げ、食品売り場では同店限定販売のスイーツを増やす。地下2階には「無印良品」としては大型店となる、売り場面積1440平方メートルの「MUJI銀座松坂屋」を導入する。

[日本経済新聞]

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Posted by nob : 2008年08月24日 01:01