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如何に美しく死ぬかは、、、何のためにどう生きるかに繋がる。。。
■「名優らしい最期だった」 津川雅彦さん看取る
5日に急逝した緒形拳さんの臨終を、家族以外で唯一みとった親友の俳優、津川雅彦(68)が7日夜、東京・台場で会見し、「お孫さんが最後に来たのを見届けてから、意識がなくなった。周りを傷つけず、気づかって死んでいった。本当に見事な名優らしい最期だった。臨終に間に合って、話ができてよかった」と目をうるませながら語った。
5日夜、津川が危篤の知らせを受けて駆けつけると、緒形さんは元気そうに見え、帰ろうかと思ったくらいだったという。「いい映画作れよ」「身体を大事にしろよ」と言葉をかけられ、「治ったらウナギを食いに行こう」と話し合ったという。
いったん緒形さんは眠ったが、午後11時ごろ、投薬のため看護師が来た際、反応がないことから、事態はにわかに緊迫。最期が近づくと、緒形さんは10分ほど歌舞伎役者のようにカッと虚空をにらんだまま、息が遠くなっていったという。「(葬儀での)死に顔は笑ってたね。さわやかな顔をして、ほほえんでいた」
津川は「死ぬ瞬間までピチンと生きた。燃えつきた。自分もああいうふうに死にたいと思った。何も思い残すことはないんじゃないかな」としみじみ。「未練があるとすれば、大好きな仕事をもっとしたかったということだろう」と続けた。
緒形さんががんとの闘病を続けていたことを津川は知らされてはいなかったという。津川は「あの男は僕には何も言わず、間際まで一人で闘ってたわけだから、本当のモンスターですね」とあらためて感心し、ほめたたえた。
また津川は「あいつは本当に僕のことを大事にしてくれた。『友だちってお前しかいない』と言っていた」と述懐。
3年ほど前、シャイで人付き合いの悪い緒形さんのため、津川は合コンを計画。最初は「行く」と返事した緒形さんだったが、前日に津川に電話をかけてきて「やっぱりオレにはムリだ」と言ったという。津川は「あいつらしい」とポツリ漏らした。
[中日新聞]
Posted by nob : 2008年10月08日 23:37