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エピローグも飛ばして、、、あっけないエンディング。。。

■【三浦元社長自殺】 黒い帽子に最後のメッセージ?

 【ロサンゼルス=松尾理也】サイパンからロスへ到着し、ロス市警本部に収監されたばかりの三浦和義元会社社長(61)=日本で無罪確定=が10日夜、自殺した。「戦いの準備はできた。ロスに行く」。そう言い残してサイパンを後にした三浦元社長。ロスの土を踏んだまさにその当日に死を遂げるという、あきらかに計画的な自殺に、関係者は言葉を失った。

 「今は何も情報がない。朝まで待て」。三浦元社長自殺の一報を受けた報道陣からの問い合わせが殺到したロス市警の当直者は、混乱した様子で繰り返すばかりだった。

 10日、20時間近い移送を経て、ロサンゼルス国際空港に降り立った三浦元社長。サイパンからの飛行機には多数の日本の報道陣が同乗したが、問いかけに対しても「一切コメントはしません」と口をつぐんでいた。

 移送完了を受けて、この事件の捜査を担当するリック・ジャクソン捜査官は10日午前、ロス市警本部で会見。今回の捜査で来日した際、三浦元社長の妻で何者かに殺害された一美さんの母親に会い、捜査の進展を報告するとともに、一緒に墓参したエピソードを明らかにするなど、思い入れたっぷりに捜査への自信を語っていた。

 「ロス市警は、短い一生を終えざるを得なかった一美さんのために、たいまつ(トーチ)を掲げ続ける」。そんなふうに意気込んでいたジャクソン捜査官は、それから半日あまりで、思いもかけない結末に直面することになった。

 三浦元社長は、14日に予定されていた罪状認否での初出廷まで、ロス市警本部で身柄を拘置され、その後、郡警察が管轄する拘置施設に移動するはずだった。

 自殺や、トラブルのおそれがある収容者に対しては、24時間の監視態勢がとられるはずだが、三浦元社長がどのような取り扱いを受けていたのかは明らかになっていない。いずれにせよ、「Tシャツで首を吊ったようだ」(関係者)という状況は、ロス市警の失態以外のなにものでもないだろう。

 元社長は移送を通じて、大きく「ピース、ポット、マイクロドット」と書かれた黒い帽子を着用し続けていた。大麻やLSDといった規制薬物を意味するスラングであるこれらの単語を並べると、「さよなら」を意味するヒッピー用語になる。あるいは、同情から非難、支持から嫌悪まであらゆる関心を集め続けてきた元社長の最後のメッセージだったのか。

 ロサンゼルス郡管内で拘置されている容疑者については、同郡警察のホームページから、すべての収容者について動向が把握できるようになっている。元社長の事件番号は「1655698」。死亡の事実はまだ、掲載されていない。

[産経新聞]


■三浦和義元社長が自殺  ロスの独房で首つり

 【ロサンゼルス11日共同】1981年のロサンゼルス銃撃事件で、今年2月に米自治領サイパンで逮捕、拘置され、10日にロサンゼルスに移送された三浦和義・元会社社長(61)=日本では無罪確定=が同日午後9時45分(日本時間11日午後1時45分)ごろ、ロス市警本部の留置場独房で首をつって自殺を図り、間もなく死亡した。

 訴追手続きは停止される見込みで、発生から27年を経て異例の展開をたどった事件の真相究明は極めて難しくなった。

 ロス市警の発表によると、巡回中に意識不明で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。シャツを使って首つりを図ったという。遺書などは現時点で見つかっておらず、自殺の動機は不明。ロス郡当局が遺体の司法解剖を行い、死因を調べる方針。

 三浦元社長は元妻の一美さん=当時(28)=銃撃事件で、殺人と共謀の疑いで米司法当局に逮捕された。ロス郡地裁に逮捕状の取り消しを請求し、一貫して無罪を主張。郡地裁は、判決が確定した事件で再び罪に問われない「一事不再理」原則に反するとして殺人容疑では無効としたが、日本にはない共謀容疑は有効と判断した。

【帽子に謎のメッセージ? 「さよなら」暗示と憶測】

 【ロサンゼルス11日共同】お幸せに、そしてさよなら-。米ロサンゼルス銃撃事件で逮捕され、10日に自殺した三浦和義元会社社長(61)が、サイパンから米ロサンゼルスに移送された際にかぶっていた帽子の文字が、死を暗示するメッセージだったとの憶測を呼んでいる。

 黒い野球帽には大きなアルファベットで「PEACE POT MICRODOT」とデザインされていた。米国の若者が使うスラング(俗語)を集めたウェブサイトによると「お幸せに、そしてさよなら」という意味だった。

 10日のロス市警の記者会見で、報道陣が帽子について質問。担当のリック・ジャクソン捜査官は、誰が帽子を渡したかについて「分からない。(元社長が)自分で着用した。彼が好きで買ったと聞いているが、サイパンで買ったかどうかは知らない」と語った。

【移送17時間後、最悪の結末 「約束したのに」と関係者】

 【ロサンゼルス11日共同】「ロスで会おう」と話していたのに-。ロサンゼルス銃撃事件で逮捕された三浦和義元社長(61)が10日夜(日本時間11日午後)、留置先のロス市警で自殺した。今年2月に逮捕、拘置された米自治領サイパンから10日早朝に移送され、約17時間後。発生から27年が経過した事件は、最悪の形で結末を迎えた。

 サイパンに住む元社長の知人によると、ロスに移送される直前、元社長はサイパンの収容施設から日本にいる家族と連絡を取り「ロスで会おう」と話していたという。

 この知人も、移送直前に電話で「来年初めにロスに行くから」と元社長と約束していたといい、「がっかりです」とため息をついた。

 サイパンの検察関係者によると、三浦元社長のロスの弁護人、ゲラゴス氏は11日未明、ロス市警から自殺について正式に連絡を受けた。サイパンの弁護人のバーライン氏は共同通信の電話取材に「今は何もコメントできない」とだけ語り、ショックを隠しきれない様子だった。

【「信じられない」元社長の支援者 突然の連絡に動揺、衝撃…】

 三浦和義元社長がロサンゼルス移送直後に自殺したとの連絡を受け、国内の支援者は「信じられない」と一様にショックを受けた様子だった。

 関係者によると、三浦元社長の妻は数日中にロスに面会に行く予定だったとされ、突然の悲報に動揺していたという。

 「三浦和義氏の逮捕に怒る市民の会」を設立し支援活動を続けてきた客野美喜子さん(56)は「信じられない。ロス移送直前には、みんなで力を合わせて頑張ろうと話していたと聞いており、前兆などまったくなかった」と言葉少な。

 逮捕前に三浦元社長とトークイベントを行うなど親しい友人だった放送作家河村シゲルさんは「自らロスで共謀罪と闘うことを決め、胸を張って航空機に乗っていた。あれほど生気に満ちていた人が自殺することなど、ありえない。何が起きたのか検証する必要がある」と訴える。

 三浦元社長の妻から電話で知らせを受けた「人権と報道・連絡会」の山際永三事務局長(76)は「もし本当なら日米の両国家に殺されたと言ってもよい。無罪判決が確定した日本人を見放した日本政府の責任は大きい」と憤った。

【「真実は闇に」と元捜査員 警視庁の関係者】

 三浦和義元社長(61)の自殺に、日本で捜査に携わった関係者は驚きを隠しきれない様子だった。

 銃撃事件の捜査を指揮した当時の警視庁捜査1課長、坂口勉さん(73)は「ただただ驚いた。とても自殺するような性格とは思えなかったが…。米国の法制度では無罪は勝ち取れないと絶望したのだろうか」と推測する一方で、「いずれにせよ、これでもう真実は闇の中ということか」と複雑な心情を吐露した。

 捜査本部に所属していた元捜査1課理事官の大峯泰広さん(60)は「日本より厳しいアメリカの司法に『逃げられない』と観念したのではないか。本当に残念」と話し、米国での捜査が中断に追い込まれることを悔しがった。

 「本当なのか。信じられない」。三浦元社長の取り調べを担当した元警視庁捜査1課幹部の酒井美次さん(60)も、三浦元社長が自殺に及んだ理由を測りかねている。「ロス市警の捜査員たちに、何があったのか聞いてみたい。遺書があるなら、何が書かれているのか知りたい」

【三浦元社長、攻防7カ月 逮捕不当訴え続け】

 27年前の事件で再び逮捕され、サイパンから移送先のロサンゼルスで自殺した三浦和義元社長(61)。逮捕の不当を訴え続け、約7カ月に及んだ拘置の末に移送され、罪状認否のためロサンゼルス郡地裁に出廷する前の突然の自殺だった。

 三浦元社長が逮捕されたのは今年2月22日。米自治領サイパンの空港で、突然逮捕状を突きつけられた。「わたしは日本で無罪になっている」。三浦元社長は驚きを隠せなかったという。

 三浦元社長のロサンゼルスの弁護人は3月、逮捕状の無効確認を申し立て。8月にはサイパンの地裁に人身保護を請求した。

 検察と弁護側の激しい攻防で審理は長期化。元社長の逮捕が、判決が確定した事件で再び罪に問われない「一事不再理」原則に該当するかどうかが争点に。ロスの郡地裁は9月、容疑のうち殺人については無効、殺人の共謀は有効とする決定をした。

 弁護士が郡地裁の決定を伝え、今後の弁護方針を確認すると、これまでは移送を拒否してきた三浦元社長は「カリフォルニアに行く時が来た」と毅然とした様子で述べたという。

【三浦元社長をめぐる動き】
 1981年8月 三浦和義元社長の妻一美さんが米ロサンゼルスのホテルで頭を殴られ負傷(殴打事件)

 11 一美さんがロスで頭を銃撃され重体、翌年死亡。三浦元社長も左足に重傷(銃撃事件)

 85・9 警視庁が殴打事件の殺人未遂容疑で元社長を逮捕

 87・8 殴打事件で東京地裁が懲役6年の判決(98年確定)

 88・5 銃撃・殴打事件でロサンゼルス郡検察が元社長の起訴手続き。殺人・共謀容疑で逮捕状発付

 11 銃撃事件の殺人罪で東京地検が起訴

 94・3 銃撃事件で東京地裁が無期懲役の判決

 98・7 銃撃事件で東京高裁が無罪判決

 2003・3 銃撃事件で最高裁が検察側の上告棄却、無罪が確定

 08・2・22 米自治領サイパンで銃撃事件の殺人容疑などで逮捕

 3・12 北マリアナ諸島知事がカリフォルニア州知事の移送要求に同意し、移送命令書に署名

 14 ロサンゼルスの弁護人が逮捕状無効確認を申し立て

 8・22 サイパンの地裁に人身保護請求

 9・12 サイパンの地裁が人身保護請求を棄却、ロサンゼルスへの身柄移送を命令(最高裁が支持、北マリアナ諸島連邦地裁が移送を一時停止)

 26 ロサンゼルス郡地裁が共謀容疑の逮捕状を有効と判断

 10・10 三浦元社長をロサンゼルスに移送

 11 三浦元社長が自殺

(海外日付は現地時間)

[47NEWS]

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Posted by nob : 2008年10月12日 02:24