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追い詰められると、、、それにしても事ここに至るまでに方策は多々あっただろうに。。。
■小室容疑者、住民税4千万円を滞納…港区が著作権料差し押さえ
音楽著作権の売却話を巡る詐欺事件で大阪地検特捜部に逮捕された音楽プロデューサー・小室哲哉容疑者(49)が、数年前から住民税計約4000万円を滞納し、東京都港区役所から著作権使用料の一部を差し押さえられていることがわかった。
著作権使用料については、離婚した前妻(33)からも慰謝料などが未払いのためすでに差し押さえられている。1990年代には高額納税者の常連だった小室容疑者は、税滞納者に転落していた。
捜査関係者によると、住民税の滞納は数年前から始まり、同区役所は今年2月に著作権使用料の一部を差し押さえた。
前妻への慰謝料など約7億8000万円も支払われず、前妻は2005年1月、東京地裁で著作権使用料の差し押さえを認められた。著作権使用料は債権額に応じて、区役所と前妻に配当されているとみられる。
一方、特捜部は5日朝、小室容疑者の知人が経営する音楽プロモーション会社「ティーケートラックス」(東京都中央区)などを関連先として捜索した。同社は小室容疑者への貸付金約2億円の返済として、音楽出版社に譲渡されていた著作権の一部を小室容疑者から二重譲渡されていた。
[読売新聞]
■小室容疑者、年利6割で借金 現金入手急ぎ犯行か
音楽著作権の譲渡を巡る詐欺事件で、音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者(49)=詐欺容疑で逮捕=が事件当時の借金十数億円のうち3億円を年率60%以上の高利で借りていたことが5日、関係者の話で分かった。同容疑者が家賃を滞納するなど困窮した状態にあったことも判明。大阪地検特捜部はこうした事情が犯行の動機につながったとみて調べている。
関係者の話などによると、小室容疑者は兵庫県の個人投資家から5億円をだまし取ったとされる2006年8月ごろ、十数億円の借金を抱えていたが、このうち3億円は同年3月に東京都港区の上場企業から月利5%で借りたものだった。単利で計算しても、年利60%以上の高利となる。
[日本経済新聞]
■小室哲哉容疑者逮捕、悪質手口明るみに
90年代に音楽シーンを席巻した音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者(49)が4日、自作曲の著作権の譲渡話を持ちかけ、兵庫県芦屋市の投資家男性から5億円をだまし取ったとして、大阪地検特捜部に詐欺容疑で逮捕された。同容疑者は「謝罪したい」と容疑を認めた。かつて仕手戦の舞台となった投資・建設事業の持ち株会社から小室容疑者は年60%にも上る“高利融資”を受け、5億円のうち約3億3000万円はこの融資の返済に充てられていた。また今回の一連の事件がきっかけで、小室容疑者が妻KEIKO(36=現KCO)と離婚していたとみられることも分かった。
小室容疑者はこの日、自ら役員を務めるプロダクション「トライバルキックス」(東京)の代表取締役平根昭彦(45)、監査役木村隆(56)の両容疑者とともに大阪地検に逮捕された。調べに対し小室容疑者は「3人でやったことに間違いない。申し開きすることはない。反省し被害者に謝罪したい。刑事責任を潔く取るつもりだ」と供述しているという。
さらに、小室容疑者が、かつて仕手戦の舞台となった投資・建設事業持ち株会社から“高利融資”を受け、その5カ月後に今回の詐欺事件を起こしていたこともこの日、分かった。5億円のうち約3億3000万円はこの融資の返済に充てられていた。
木村容疑者は「月利5%という持ち株会社からの借金を返すために著作権の譲渡先を探していた」と説明。特捜部は単利でも年60%に上る実質的な「借入金」の返済に切迫した小室容疑者が主導したとみて調べる。
関係者によると、小室容疑者が“融資”を受けたのはA・Cホールディングス(東京、旧南野建設)。旧南野建設は、「最後の大物仕手筋」と言われた西田晴夫被告(58)が07年に逮捕された株価操縦事件の舞台となった。A・Cホールディングスは「当時の担当が分からず、答えようがない」としている。
また小室容疑者が妻のKCOと離婚していたとみられることも、この日までに分かった。2人に近い関係者は本紙の取材に「2人は既に離婚している」と語った。今回の事件で、大分県臼杵市で料亭を営むKCOの母親(61)に対し昨夏、被害にあったとされる男性投資家から「小室が金を返さない」と電話があったという。母親がKCOに伝えると、事務所を通じて「安心してほしい」と説明されたという。だが、この借金が原因で、02年の結婚から6年で夫婦関係にピリオドを打ったようだ。
特捜部の調べによると、小室容疑者らは06年8月、これまでの作品806曲分の著作権について、既に音楽出版社に34曲譲渡し、うち主要12曲はト社に譲渡するなどしていたのに「過去の作品806曲がフルセットになっていることに意味があるし価値が出る」などとうそを言って、10億円で売却する契約を兵庫県芦屋市の投資家男性と締結。さらに、前妻の歌手吉田麻美に差し押さえられていた印税の権利について、解除する意思がなかったが、解除代金として計5億円を支払わせ、だまし取った疑い。
男性との交渉過程では「これでも名の知れた男。逃げも隠れもしない」とかつての知名度を信用させ、説得。さらに男性のために自ら曲を作り「世界で1つの曲」としてCDにしてプレゼント。「小室サウンド」で相手を手玉に取ったテクニックも明らかになった。
[日刊スポーツ]
■KEIKO離婚…逮捕受け苦渋の決断
小室哲哉容疑者と妻・KEIKO(36)が、離婚する方向で話し合いを進めていることが4日、わかった。普段から仲が良い2人だが、KEIKOの実家に小室の借金返済の催促があるなど、周辺に悪影響が出ているため、今回の逮捕を受け苦渋の決断をしたようだ。2人が所属するユニット・globeは、今月と来月に予定された新曲の発売が中止となり、過去を含め全楽曲の音楽配信も停止され、事実上の活動停止状態に追い込まれた。
◇ ◇
公私ともにパートナーを組んできたラブラブの2人が逮捕をきっかけに離婚確実となってきた。
小室が金策に奔走していた場でともに頭を下げ、時に明るい盛り上げ役となって、夫を売り込んでいたKEIKO。親しい関係者もこれまで「絶対に離婚はない」と話していたほどだった。
しかし、昨年夏に大分県のKEIKOの実家に被害に遭ったとされる男性投資家から「小室(容疑者)が金を返さない」と催促の電話。KEIKOは、自ら電話せず、事務所を通じて「大丈夫。安心してほしい」と説明してもらった。母親に心配をかけぬよう、ウソをついてまで、金銭トラブルを隠していた。
KEIKOの母親は、今年10月、取材に対し、ここまで深刻な金銭トラブルに陥っているとは知らず、「寝耳に水だった」と話していた。
小室は以前「なくすと困るものは?」という問いに「奥さん」と答えていたほどKEIKOを大切にしている。小室は被害者側の弁護士と会った際にも、KEIKOを同席させていた。
今年8月には、2人で大分に里帰りし、亡き父親の思い出を語り合ったばかり。小室は新婚当初から、KEIKOの姉とも親しく、3人でパリに旅行したり、KEIKOが小室に「姉が(パリにあるような)雑貨店を開きたいと言っている」と支援をお願いしたこともあるという。そんなKEIKO、その実家側が借金を背負うことにならぬよう、離婚という手段を取るようだ。
逮捕は予期していただろうが、それが現実となった今、「ショックを受けておりコメントを出すことさえできない」(エイベックス関係者)ほど憔悴(しょうすい)しているという。
またエイベックスは、今月26日に発売を予定していたglobeの新曲「Get Wild」と12月発売予定だった「Self Control」のシングル発売の中止を発表。またglobeの全楽曲について、音楽配信も停止した。globeは、事実上の活動停止に追い込まれた。
もう1人のメンバーのマーク・パンサー(38)は、海外にいて連絡が取れない状態だという。globeは今年8月に復活を宣言したばかりだった。
[デイリースポーツオンライン]
Posted by nob : 2008年11月05日 22:29