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賢明な決断。。。

■米自動車救済法案、超党派の妥協案協議決裂

 【ワシントン=大隅隆】米自動車大手救済法案を巡り米上院で11日、妥協案が浮上したが両党の協議が決裂、法案の審議は行き詰まった。12日以降の政府支援を巡る審議のめどは立っていない。自動車大手の政府支援は白紙に戻った格好だ。民主党指導部は、ホワイトハウスと協議、金融安定化法を活用した新たな支援策も視野に入れ再調整を模索する構えだが、情勢は流動的だ。

 上院では11日、コーカー議員(共和)が代替案を提案。140億ドルの融資と同時に自動車大手は(1)債務(無担保)の3分の2を3月15日までに減らす(2)従業員の人件費をトヨタ自動車、ホンダなど日本企業並みに引き下げる——などの条件を求めた。

 これを受け上院のドッド銀行委員長(民主)、コーカー議員らが超党派の協議を推進。民主・共和両党の議員、自動車大手3社、労組の代表者らがコーカー案をたたき台にした法案修正の非公式協議を続けた。ただ、給与カットを巡り労組との交渉が暗礁に乗り上げ、妥協案そのものの調整も決裂した。

[日本経済新聞]


■ビッグ3救済協議、決裂=米上院が法案可決に失敗−焦点は政府の対応に

 【ワシントン11日時事】米上院は11日、本会議を開き、下院を通過した最大140億ドル(約1兆3000億円)のつなぎ融資を供与するビッグスリー(3大自動車メーカー)救済法案を審議した。反対する共和党議員説得に向け、融資の条件として厳しいリストラを迫る修正案を盛り込む方向で調整したが、協議は決裂。上院は採決に進むための手続き投票で必要な60票を獲得できず、法案は廃案に追い込まれた。

 この結果、今後の焦点は、政府が7000億ドルの金融安定化法の公的資金を使って支援するか、連邦準備制度理事会(FRB)が緊急融資に踏み切るかどうかに移る。つなぎ融資がなければ、ゼネラル・モーターズ(GM)は年内に資金繰り破綻(はたん)に追い込まれる恐れがあり、金融市場への悪影響も懸念される。

 上院多数派の民主党のリード上院院内総務は、両党の修正案協議に進展があり、同日夜にも採決できる「可能性がある」との見通しを示していたが、労働組合側の抵抗で一転して立法化断念に追い込まれた。

 協議決裂後、リード氏は本会議場で演説し、政府が12日にも支援に踏み切るよう訴えた。ロイター通信によると、ホワイトハウスのフラトー副報道官は「(廃案は)残念だ。われわれが持つ選択肢を検討する」と述べたが、詳細への言及を避けた。

[時事通信]

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Posted by nob : 2008年12月12日 22:03