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愚策、、、結局は止められない、、、オバマ政権になってもその実は何も変わらない。。。
■米政府、09年中の賃下げ要求 米自動車再建
【ワシントン=大隅隆】米ゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーの救済に関し、米政府は19日、2009年末までに従業員の賃金を日系メーカー並みに引き下げるよう求めた。174億ドルのつなぎ融資を得る代わりに両社が策定する再建計画に盛り込むことを要請している。一方、ポールソン財務長官は融資に伴い、金融安定化法の公的資金枠のうち3500億ドルの支出について議会の追加承認を求める方針を明らかにした。
賃下げ要求は、つなぎ融資に伴う米政府の発表文書のなかで明らかにした。政府は労組や債権者などの利害関係者に対し、賃下げに加え債務の大幅削減に「最大限努力する」ことを要請した。
ビッグスリー(米大手3社)の現役従業員の1人当たり労務費(時給換算、手当含む、退職者向け医療費負担分など除く)は55ドル前後。日本メーカーなど外資の米国工場従業員は約46ドルとされ、ビッグスリーが10ドル程度高い。
[日本経済新聞]
■ビッグ3救済「必要不可欠な手段」 オバマ次期大統領
【ワシントン=渡辺浩生】経営危機に陥ったゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーに対して米政府が決めた174億ドルのつなぎ融資について、オバマ次期大統領は19日、「米自動車産業の崩壊を回避する必要不可欠の手段」と歓迎した。GMのワゴナー会長も「条件を満たせると確信している」と、融資の条件であるリストラ加速に自信を示した。ただ、全米自動車労働組合(UAW)は人件費削減が盛り込まれたことを「不公平だ」と反発しており、再建の行方にはなお波乱が予想される。
ホワイトハウスによると、GMとクライスラーは19日、つなぎ融資の合意書に正式に署名した。
財務省が発表した融資条件は、従業員の人件費の水準を、組合に加盟していない外国メーカーに「対抗できる」水準まで引き下げ、2009年中の労働協約で見直すよう求めている。
ビッグスリー(米自動車3大メーカー)は退職者を含めた組合員の医療費や失業期間中の賃金を負担しており、1人当たりの人件費が外国メーカーより3割以上高く、競争力低下の原因と指摘されてきた。
オバマ次期大統領は「厳しい選択が迫られている」と述べ、経営陣に一層のリストラ推進を求める一方で、「リストラに耐えるのは労働者だけではない」とも強調して、すべての利害関係者が痛みを受け入れるべきとの認識を示した。
ワゴナー会長は19日、デトロイトの本社で記者会見し、「(再建)計画達成のためにたくさんの仕事があることを承知している」と述べ、UAWとの交渉に臨む考えを示した。自身の引責辞任については「するつもりはない」と強く否定した。またクライスラーとの合併については「自分たちの再建計画に集中する」と述べるにとどめた。
一方、UAWのゲテルフィンガー委員長は同日、コメントを発表し、つなぎ融資そのものには歓迎の意向を示しながらも、「不公平な条件を取り除くためオバマ次期政権、新議会と協調する」との考えを表明した。一部の民主党議員も同調するなど、今後、人件費削減をめぐる意見対立が火種となる可能性も出てきた。
[産経新聞]
Posted by nob : 2008年12月21日 15:05