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目的完遂へブレないイスラエル。。。
■ガザ市南郊で激しい戦闘 イスラエル軍、侵攻拡大続く
【カイロ=松尾博文】パレスチナ自治区ガザの中心都市であるガザ市南郊で13日未明、イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスの激しい戦闘が起きた。イスラエル軍部隊がガザ市につながる人口密集地に数百メートル進入、ハマス戦闘員が道路際にしかけた爆弾や砲撃で応戦した。3日の地上戦開始後で最も激しい衝突。イスラエル軍は市街戦への本格突入の構えを見せてハマスへの圧力を強めている。
戦闘ヘリコプターの支援を受けた戦車部隊がガザ市南郊の複数地区に初めて進入した。一連の戦闘でパレスチナ人20人以上が死亡した。そのほか、イスラエル軍は12日夜から13日にかけて60カ所を空爆、13日の日中も北部のジャバリヤなどで攻撃を続けた。
[日本経済新聞]
■ガザ紛争、パレスチナ死者1038人…子供も300人超
【エルサレム=加藤賢治】イスラエル軍は15日、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続け、AFP通信によると、12月27日の攻撃開始以降、パレスチナ人死者数は1038人に達した。
国連児童基金(ユニセフ)によると、300人以上の子供が死亡している。イスラエル人の死者は13人。
イスラエル軍は14日、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスのロケット弾発射装置や武器庫などを破壊。ハマスもロケット弾14発を発射して応戦した。また、AP通信によると、ガザ市内で国連の車両がイスラエル軍の砲撃を受け、運転手が負傷した。今月6日には、ガザ北部で国連運営の学校が砲撃を受け多数の死傷者が出たほか、8日には国連援助物資を積んだトラックが砲撃を受け3人が死傷している。
一方、ハマスは14日、カイロで停戦交渉を仲介するエジプトと協議した。AP通信によると、停戦案は、ハマスがイスラエル軍の即時ガザ撤退を求めずに10日間の停戦に入り、長期停戦を視野にエジプト—ガザ間の境界管理などについて話し合うというもの。
15日にはイスラエル国防省高官がカイロ入りし、エジプトとの協議に臨む。
[読売新聞]
■ハマス条件譲らず ガザ停戦協議 イスラエル強硬 合意向け曲折も
【エルサレム=浜口武司、カイロ=内田康】イスラム原理主義組織ハマスは十四日、イスラエルとの停戦協議を仲介するエジプト政府に回答を示した。ハマスは詳細を明らかにしていないが、ガザ封鎖の全面解除などを条件とする従来の姿勢を崩していないもよう。イスラエル側はこれを受けて、交渉団をカイロに派遣。しかし、ハマスの再武装を可能とする停戦は受け入れない方針で、停戦合意まで曲折が予想される。
ハマス側は同日夜、カイロ市内で会見し「エジプト指導部は侵攻をやめさせ、われわれの人民にふりかかった不正を取り除く作業を続けることになる」と述べ、イスラエル側の譲歩を得るようエジプトの努力を迫った。
ハマスは占領者(イスラエル)への抵抗を自らの存在理由としており、将来の再武装を難しくするエジプト境界への国際監視団の派遣には強く反対しているとみられる。
イスラエルの首相報道官は「ハマスの再武装を可能にする一時的な停戦には合意できない。われわれは持続可能な停戦を求める」などと述べ、エジプトからの武器密輸を不可能とする恒久的な停戦を求めた。
イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区ガザでは十四日、パレスチナ側の死者が千人を超えた。ロイター通信によると死者は少なくとも千二十四人に上った。
[東京新聞/15日追加]
■イスラエル:ガザ侵攻 エジプトの調停案、ハマスが原則同意 停戦期間などは留保
【エルサレム前田英司】イスラム原理主義組織ハマスは14日夜、パレスチナ自治区ガザ地区の情勢を巡りエジプトが提示した停戦案に原則同意する一方、具体的な「停戦条件」に依然、留保があると明らかにした。エジプトは15日、イスラエル側の特使と協議し、双方の見解を調整して妥協点を探る。ガザ情勢はパレスチナ人死者が1000人を超える事態に発展し、ようやく調停が詰めの段階に入った模様だ。
ガザのハマス幹部バルダウィル氏はエジプトとの協議後、カイロで会見し「エジプト提案の概略の枠内で我々の理解や立場を表明した。(停戦案の)修正を協議したのではない」と述べた。詳細についての言及は避けたが、イスラエル軍のガザからの撤退時期や停戦期間などを巡って依然、相違点がある模様だ。
ロイター通信などによると、ハマスは停戦期間を半年から1年と定義。イスラエル軍の即時撤退とガザ封鎖解除を一括実施するよう求めている。エジプト境界管理問題には態度を軟化させ、トルコ軍の展開に理解を示し、ガザ南部のラファ検問所にパレスチナ自治政府を駐在させることも検討している模様だ。これに対しイスラエルは恒久的停戦を求める立場を崩していない。
調停が進展を見せる一方、ガザ地区での戦闘は続きAFP通信によると、先月27日の空爆開始以降のパレスチナ人死者は1038人に達した。
[日本経済新聞]
■イスラエル:ガザ侵攻 停戦協議、米が武器密輸阻止協力 イスラエルと覚書締結へ
【エルサレム前田英司】イスラエル政府は15日夜、イスラム原理主義組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザ地区への武器密輸対策を協議するため、リブニ外相が訪米すると発表した。米国はイスラエルと覚書を交わし、密輸阻止への関与を保証する見通しだ。イスラエルはハマスによる武器密輸を阻止する態勢の構築を最重視しており、米国の関与は停戦環境を整える大きな一歩となる。
ガザ情勢の収拾を図るため中東入りしている国連の潘基文(バンギムン)事務総長は同日午後、オルメルト・イスラエル首相らとの会談後、停戦の見通しについて、「あと数日要するだろうが、かなり楽観的だ」と述べた。イスラエルのオルメルト首相、リブニ外相、バラク国防相は15日夜、停戦を仲介するエジプトから説明を受けた調停内容について協議した。
ロイター通信によると、ハマスはエジプトを通じて、更新可能な1年間の時限停戦に応じると表明。その条件として、イスラエル軍が1週間以内に撤退し、ガザとイスラエル、エジプト両境界の検問所を再開することや、復興支援会議の開催を求めた。また、トルコによる境界監視を受け入れる考えを示した。
[毎日新聞/17日追加]
■「ガザ停戦合意まで数日」 国連総長、交渉行方を楽観
【エルサレム=浜口武司】イスラエルを訪問中の国連の潘基文(バンキムン)事務総長は15日、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの停戦合意まで数日かかるとの見通しを明らかにした。停戦交渉を「非常に楽観している」と述べる一方、速やかな戦闘中止を求めた。パレスチナ自治区ガザの死者は先月27日の空爆開始から20日間で1105人となった。
潘事務総長は記者団に「技術的な問題で合意まで、あと2、3日はかかる」と述べ、停戦合意が近いことを明らかにした。
ロイター通信は15日、外交筋の話としてハマスが1年間限定で停戦に応じると、調停役のエジプト政府に伝えたと報じた。ハマスはイスラエル軍が停戦後5−7日以内にガザから全面撤退し、ガザ封鎖を全面解除することを求めている。エジプトとの境界にあるラファ検問所へは、穏健派ファタハの職員の復帰は認めずトルコの監視団を受け入れる考えを示しているという。
[中日新聞/17追加]
■ハマス、1年間の停戦案を提示
イスラム原理主義組織ハマスの幹部らは16日未明、ハマスがパレスチナ自治区ガザ地区でイスラエル軍と続けている交戦を停止されるための停戦案をエジプト政府に提案したことを明らかにした。ハマスが提示した停戦案には、イスラエル軍がまず1週間以内に撤退してから、1年間の時限停戦に応じるという内容となっている。また、ガザ地区とイスラエル、エジプト両境界の全検問所を再開し、復興のための国際会合を開催するなどの条件が含まれている。
エジプト側と同日、停戦問題について協議したイスラエル政府高官はハマス側の停戦案をイスラエルに持ち帰り、近く閣議を開いて対応を判断する見通し。イスラエルは恒久的な停戦を求めているほか、軍の撤退や検問所の再開時期は現場の状況に応じて検討する考えで、両者の見解には依然相違がある。
[IBTIMES]
■パレスチナ人死者1100人超 イスラエル、16日も空爆続行
【エルサレム16日共同】ロイター通信は16日、イスラエル軍の大規模攻撃が続くパレスチナ自治区ガザで、先月27日以来のパレスチナ人の死者が1132人、負傷者が5100人になったと報じた。
エジプトによる停戦調停が大詰めを迎える中、軍は16日も空爆を続け、密輸トンネルや武器庫などガザ全土40カ所を攻撃。イスラエルは停戦を視野に入れつつ、ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスへの軍事的圧力は緩めない方針とみられる。
イスラエル首相府の報道官は軍事作戦が最終段階に差しかかりつつあるとの認識を示した。ガザからのロケット弾攻撃も続き、同日はイスラエル南部に少なくとも3発が着弾した。
[47NEWS]
Posted by nob : 2009年01月14日 20:11