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思惑と利害が交錯。。。

■『復興後』アラブ諸国対立

 【カイロ=内田康】イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ侵攻で、カタール政府主催の緊急首脳会議が十六日、首都ドーハで始まった。イランのアハマディネジャド大統領ら反米的な首脳やハマス幹部も顔をそろえたが、親米で対イスラエル穏健派のエジプト、サウジアラビアは参加を拒否した。ガザ情勢をめぐる中東各国の対立が激しくなってきた。

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、イスラエルに貿易事務所を置くカタールと、大使館を置くモーリタニアがイスラエルとの経済、外交関係を休止する、と伝えた。

 会議でシリアのアサド大統領は、欠席したエジプト、サウジを暗に批判。イスラエルがゴラン高原などの占領地から完全撤退することなどを条件に、同国をアラブ各国が承認するとしたアラブ首脳会議のベイルート宣言(二〇〇二年)について「死んだと思っている」と述べた。

 ハマスのマシャル最高指導者は「ガザ復興にアラブの支援を求める」と訴えた。

 会議に首脳らを派遣した国はレバノン、イラクなど少なくとも十数カ国。パレスチナ自治政府のアッバス議長は欠席した。

 AFP通信によると、主催国カタールは会議に先立ち、二億五千万ドル(約二百四十二億円)のガザ復興基金拠出を表明した。カタールは従来、親米国家だが、イランやシリアとも関係を維持。地域での政治力を高める思惑がある。

 エジプト、サウジは停戦後のガザで、ハマスを介してイラン、シリアが影響力を維持することを警戒。両国に通じたカタール主導の会議に強く反発した。ガザ支援策は十九日にクウェートで始まるアラブ経済首脳会議で打ち出すとみられる。

[東京新聞]

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Posted by nob : 2009年01月17日 22:18