« ソニーですらも、、、この程度の経済変化で瞬く間に没落する。。。 | メイン | 見え見えの対策だけれど、、、この際本音はどうでもいい、、、一つでも多くの命を救ってほしい。。。 »
まだ続いていたとは、、、それにしてもよく支払えるものだと。。。
■ライブドア環境一変、ネット業界の停滞鮮明 フジと和解
インターネット企業の“雄”ともてはやされたライブドア(現LDH)が、フジテレビジョンの買収をもくろんだ“事件 ”では、当時ライブドアの社長だった堀江貴文被告(証券取引法違反罪で実刑判決、上告中)らが粉飾決算や違法な株取引で摘発されたのを機に、新興市場で多くのネット関連銘柄の暴落を招いた。
堀江被告らは表舞台から退場し、同被告に共鳴してライブドア株を買った個人投資家らは損害賠償を求める原告へと立場を変えた。ライブドアの資金調達を支えて巨利を得た米証券大手リーマン・ブラザーズは昨年9月に経営破綻(はたん)した。
今回の和解で、フジ・メディア・ホールディングス(MHD)は、LDH側との債権・債務関係がなくなる。しかしLDHはこれまでフジを含め総額766億円の損害賠償請求訴訟を起こされており、なお400億円以上の係争を続けている。フジに支払う和解金310億円は、改めて堀江被告を含む旧経営陣らに賠償請求する方針だ。
すでにLDHは証券会社やソフト開発など、もうかる事業を次々に切り売りした。いずれ外資系の大株主がLDHの会社清算や資産分配を求めるとの観測も出ている。「時価総額世界一」を目指し、市場原理主義を突き進んだライブドアを取り巻く環境はすべてが変わり、結局、株式市場でも、ネット業界にとっても反面教師となってしまった。
日本のネット界では、ヤフー、楽天など一握りの企業のみ成功したが、多くのベンチャー企業は脱落し、産業全体としては停滞感が鮮明になってきた。一方、テレビ、ラジオ、新聞など既存メディアを取り巻く経営環境も急速に悪化し、展望を描けていない。
フジMHDは今回の和解金をグループ内の再編・強化に充て、ネット・携帯関連事業の拡充に努める考えだ。堀江被告らが喧伝したネット中心のメディア像が泡と消えた今、消費者に支持される実業としてのメディア像が求められている。
[産経新聞]
Posted by nob : 2009年01月22日 22:58