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ソニーですらも、、、この程度の経済変化で瞬く間に没落する。。。

■ソニー:過去最大の2600億円営業赤字 09年3月期

 ソニーは22日、09年3月期連結決算の業績予想を大幅に下方修正し、本業のもうけを示す営業損益が昨年10月時点で予想した2000億円の黒字から、過去最大の2600億円の赤字に転落する見通しだと発表した。最終(当期)損益も1500億円の黒字から1500億円の赤字になる見込み。世界的な景気悪化で液晶テレビなどデジタル家電の販売が急減し、円高も響いた。営業赤字と最終赤字はともに95年3月期以来14年ぶり。売上高予想も9兆円から7兆7000億円に下方修正した。

 大幅赤字の責任をとって、ハワード・ストリンガー会長兼CEO(最高経営責任者)や中鉢良治(ちゅうばち・りょうじ)社長ら代表執行役3人が08年度の役員賞与を全額返上する。その他の役員も賞与などを減額する。ストリンガーCEOは22日の会見で、「構造的な改革を進め、危機を乗り越えていきたい」と述べた。

 09年末までに1000億円以上と見込んでいた費用削減を総額2500億円に上積みする方針で、人件費も大幅にカット。管理職の年収は10~20%のマイナスとなる見通しだ。

 リーマン・ショックで金融危機が深刻化した昨秋以降、売上高の約7割を占めるエレクトロニクス(電機)部門が打撃を受けた。今年度の液晶テレビ「ブラビア」の販売台数見通しは昨年10月時点から100万台減の1500万台に下方修正。デジタルカメラ「サイバーショット」も2150万台へ250万台引き下げた。

 為替相場が下期の想定レート(1ドル=100円、1ユーロ=140円)より大きく円高に振れたことで収益がいっそう悪化。円高による減益分は約600億円に上る。

 すでに09年度末までに国内外で8000人の正社員削減を発表しているが、2月中旬から本社(東京都港区)の正社員を対象に希望退職を募る。【森有正】

[毎日新聞]


■ソニー・東芝赤字:業績不振、電機にも 輸出産業総崩れ

 米国発の金融危機が、大手電機メーカーの09年3月期の業績に大きな影響を与えている。ソニーが14年ぶりの連結営業赤字に転落する見通しになったほか、東芝の連結営業損益も2000億円超の赤字に陥る見込みだ。東芝の営業赤字はIT(情報技術)不況で半導体の収益が悪化した02年3月期以来7年ぶり。自動車から始まった業績不振の波が電機業界にも波及し、輸出産業は総崩れ状態に陥った。

 「年末商戦は全般的に厳しい。北米と欧州は思ったよりも動きが鈍かった」。ソニーの中鉢良治社長は6日の賀詞交歓会で、こう述べた。液晶テレビは、昨年10月に1700万台から1600万台に下方修正したが、その目標も「厳しいんじゃないか」と分析。「市場に在庫過剰感があり、思ったより価格も下落した」と語った。

 売上高の8割近くを海外で稼ぐため、為替相場に業績が左右されることも響いた。対ドルで1円円高が進むと年間40億円、対ユーロでは75億円の営業利益が目減りする。下半期(08年10月~09年3月)は、想定した「1ドル=100円、1ユーロ=140円」より大きく円高水準で推移しており、上半期(08年4~9月)の営業利益(844億円)がすべて吹き飛ぶ計算となる。昨年10月、「販売不振、単価下落、円高」によって、09年3月期の営業利益を従来予想より約6割少ない2000億円に修正したが、それさえ難しい状況になっている。

 昨年12月には、主力のエレクトロニクス(電機)事業の従業員を全世界で1万6000人以上削減する方針を示したが、需要回復のメドは立っておらず、業績改善も見通せない。

 一方の東芝は、半導体事業と原子力発電事業への集中投資により、売上高を10年度に10兆円に伸ばす目標を掲げて成長軌道に乗っていたが、今回の景気後退局面で失速した。

 西田厚聰(あつとし)社長は6日の賀詞交歓会で「半導体事業が大変な赤字。もはや事業が生き残れない状況になり、生産調整や海外展開を加速している」と説明。市況に左右されやすい半導体事業の抜本的な収益改善を進めていることを明らかにした。

 他の電機大手も、自動車関連製品や薄型テレビなどの販売不振や円高の進行などの厳しい経営環境はまったく同じで、今後、09年3月期連結決算の下方修正が相次ぎそう。「設備投資計画の下方修正や一層の雇用削減に踏み切る可能性も高い」(電機アナリスト)との見方が強まっている。【秋本裕子】

[毎日新聞]

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Posted by nob : 2009年01月22日 22:54