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大きな後退、、、愚かな決断。。。

■『原発全廃』を転換 スウェーデン 温暖化対策で更新検討

 【ロンドン=星浩】スウェーデン政府は五日、一九八〇年の国民投票で決めた原子力発電所の全廃方針を見直し、新規建設を進める計画を決めた。AP通信などが伝えた。脱原発の流れをリードしてきた同国の路線転換は、温暖化対策としての原発推進論議に一石を投じそうだ。

 スウェーデンは八〇年に、十二基の原子炉を二〇一〇年までに全廃することを決定したが、一九九七年に期限を撤廃。あらためて二〇〇〇年に、二十年以内に残る十一基を閉鎖することを決めており、現在は十基が稼働中だ。

 今回、脱原発路線が見直されたのは、温暖化対策で石油依存の低減が急がれる中、世論が原発容認へと変化したためとされ、政府は議会の承認が得られれば、稼働中の原子炉を更新していくという。

 経済協力開発機構・原子力機関(OECD・NEA)によると、脱原発路線にもかかわらず、一九八〇年に28%だった同国の原発依存率が二〇〇八年には47・4%にまで高まっていた。

 今回の方針転換について、スウェーデンの野党・緑の党報道官は本紙に「今回の決定は、風力や太陽光など代替エネルギー開発の動きを止めることになりかねず、未来志向の方針ではない。世論調査でも実際は八割が風力発電などの増加を支持しており、原発増設を求める声は少数だ」と述べた。

[東京新聞]

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Posted by nob : 2009年02月06日 22:13