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■米大統領、アフガンへの1万7000人増派を指示

 [ワシントン 17日 ロイター] オバマ米大統領は、アフガニスタンへの1万7000人増派を指示した。ホワイトハウスが17日明らかにした。大統領は選挙キャンペーン中、アフガニスタン問題を重視すると公約していた。

 大統領は声明を発表し「アフガニスタンは、戦略的な指令と資金を緊急に必要としているにもかかわらず、それを得ていない。悪化している同国の状況を安定させるためにも、この増派は必要不可欠だ」と述べた。

 アフガニスタンでは、タリバンなど武装勢力が拡大しており、ここ2年あまり暴力事件が激増している。

 ホワイトハウスのロバート・ギブズ大統領報道官は記者団に「決定は昨日、国防総省に伝えられ、きょう署名された」と語った。

 現在、アフガンには3万8000人の米軍が駐留しているが、今後数カ月で6万人に増やされる可能性があるとみられている。

[ロイター]


■アフガン1万7000人増派 オバマ大統領 声明発表イラク米軍削減で兵力

 【ワシントン=岩田仲弘】オバマ米大統領は十七日、アフガニスタンの治安回復のため、今春に海兵隊一個旅団、今夏に陸軍一個旅団とその支援部隊をそれぞれ増派することを認めた。国防総省によると、規模は計約一万七千人になる。大統領による大規模な増派決定は就任後初めて。

 大統領は同日、声明を出し、「(イスラム原理主義勢力)タリバンの勢力が復活し、(国際テロ組織)アルカイダがパキスタン国境から内乱を支援しつつ米国に脅威を与えている」と、増派の必要性を強調。その上で、「駐留米軍の強化は、アフガン国民の安全と治安の安定に寄与する」と、米国民に理解を求めた。

 大統領はまた、増派はイラク駐留米軍の兵力削減により可能となるとの見方も示した。

 アフガンには現在、米軍約三万八千人が駐留している。アフガン増派は大統領選挙での公約で、大統領は就任直後からゲーツ国防長官らと派遣内容について協議。マレン統合参謀本部議長はこれまで、増派要員は三万人を上限とする見通しを示していた。

[東京新聞]


■米国:アフガン増派決定 「ベトナム化」懸念も オバマ政権正念場

 【ソウル草野和彦】オバマ米大統領は17日、アフガニスタンへの1万7000人の米兵増派を決断した。01年10月に始まったアフガンでの対テロ戦争は新局面へと入る。今後は「オバマの戦争」と認知され、増派の成果がなければ、批判の矛先はオバマ大統領へと向かう。アフガン戦の「ベトナム戦争化」との指摘も出る中、オバマ政権は正念場を迎えることになる。

 「兵士を戦地に派遣する決定ほど、大統領にとって厳粛な任務はない」。オバマ大統領は増派決定を発表した声明でこう指摘し、「注意深く行う」と強調した。オバマ大統領にとって初の軍隊の海外派遣となる。

 アフガンでは、旧支配勢力タリバンや国際テロ組織アルカイダが山岳地帯や国境沿いのパキスタン側からゲリラ攻撃を展開。増派される計1万7000人の海兵隊、陸軍旅団はこうした勢力の掃討を目指すことになる。

 ブッシュ前政権は07年2月、イラクへの3万人増派を開始。治安回復に一定の成果があったとして、同年9月には増派分の順次撤退を発表した。だが、増派を指揮したペトレアス中東軍司令官(当時はイラク駐留米軍司令官)は「イラクとアフガンでは事情が異なる。(アフガンは)長い戦争になるだろう」と予測している。

 今月発売された米誌ニューズウィークは「オバマのベトナム」と題した記事を掲載。アフガンとベトナムの類似点として、米軍は局地戦では勝つが、戦争全体には勝利できないという「泥沼化」を指摘している。

 同誌の世論調査によると、米国民には既に「厭戦(えんせん)」気分も漂っている。アフガンの状況改善を信じる人は48%と半分以下。オバマ政権が経済問題以外で取り組むべき課題としてアフガンを挙げたのは、わずか9%にとどまり、イラクの15%を下回った。

 オバマ政権にとって最初の審判は2010年の中間選挙。それまでにアフガン情勢に改善がない場合、「各候補は『オバマの戦争』を非難するだろう」と同誌は指摘している。

[毎日新聞/19日追加]

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Posted by nob : 2009年02月18日 17:34