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何も変わっていない、、、見えない和平。。。
■ガザ、合意なき停戦1カ月 長期停戦交渉なお不透明
パレスチナ自治区ガザでイスラエルとイスラム原理主義組織ハマスが双方の合意なく停戦入りして18日で1カ月。大規模な戦闘再開の可能性こそ遠のいたものの、ガザからのロケット弾攻撃やイスラエルの空爆などの衝突が散発的に起きている。エジプトを調停役に長期停戦に向けた交渉が続いているが、成否はなお不透明だ。
長期停戦に向けては、まず期限1年半で合意すべく一定の歩み寄りがあったとされる。しかしイスラエルは先週末、2006年にハマスが拉致したイスラエル兵の解放が停戦の前提だと発表。これに対し、エジプトのムバラク大統領が17日付の政府系紙で「(拉致)兵士の件は停戦交渉とは結びつけられない別問題」と述べるなど、調停に立つ側もいらだちを隠さない事態となっている。(カイロ=安部健太郎)
[日本経済新聞]
■パレスチナ:ガザ停戦1カ月 調停迷走、見えない和平 イスラエル「拉致兵解放が先」
【ガザ市(パレスチナ自治区ガザ地区)前田英司】パレスチナ自治区ガザ情勢は1月18日の「停戦」から1カ月が過ぎた。イスラエルと、ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスの本格停戦を目指して、エジプトが調停を続けているが、18日になってイスラエルは、06年夏からガザに拉致・拘束されているイスラエル兵が解放されない限り、ハマスが停戦条件に挙げるガザ境界の検問所再開には応じないと決定。合意間近とされながら、調停作業は迷走している。
イスラエルは18日の治安閣議で、拉致兵士の解放と本格停戦の行方を関連付ける立場を明確にした。ハマスはこれまで、兵士解放問題でも水面下の交渉に応じており、イスラエル兵解放と引き換えにイスラエルが収監するパレスチナ囚人約1400人の釈放を要求。イスラエルは数百人規模の釈放を検討中とされていた。
ガザ情勢は先月18日、イスラエルとハマスがそれぞれ一方的に攻撃停止を宣言し「停戦」に入った。調停役のエジプトは、停戦の本格化を目指して仲介を開始。イスラエル、ハマスとも前向きな姿勢を示してきたが、イスラエルは「拉致問題の解決が先決。その後でのみ(ハマスが求める)ガザ境界再開などの協議に応じる」(オルメルト首相)とハードルを高めた。
総選挙を終えたイスラエルにとって、情勢が一応落ち着いている現状で、ハマスとの本格停戦を急ぐ必要はない。政権交代を控えて、むしろ懸案の拉致問題の進展を迫られている状況だ。一方、ハマスは、兵士が解放されても「総選挙で右派勢力が台頭したイスラエルが『約束』を守る保証はない」と警戒を強めている。
[毎日新聞/21日追加]
Posted by nob : 2009年02月18日 19:17