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すべてが北朝鮮の思うつぼ。。。
■北朝鮮がミサイル発射=「衛星」と発表、東北上空を通過−日本に被害なし
北朝鮮は5日午前11時半ごろ、北東部の舞水端里の基地から長距離弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体を発射した。防衛省や官邸対策室などによると、東北地方上空を通って太平洋上に抜けて着水し、日本国内への落下物や船舶への被害などは確認されていない。ミサイル防衛(MD)システムによる初めての迎撃措置は取らなかった。政府は「重大な挑発行為」と北朝鮮を強く非難。米韓両国などと連携して国連安全保障理事会での厳しい対応を求め、わが国独自の制裁措置の強化も検討する。一方、北朝鮮は「人工衛星の打ち上げに成功した」と発表した。
発射を受け、政府は午前11時32分に「北朝鮮から飛翔体が発射されたもようだ」と発表し、伊藤哲朗内閣危機管理監をトップとする対策室を首相官邸に設置した。発射情報は、専用回線Em−Net(エムネット)で各自治体や報道機関に一斉に通知された。
その後の発表によれば、切り離された1段目のロケットは同11時37分に秋田県の西約280キロの日本海に落下したと推定され、イージス艦が本体の航跡を日本の東2100キロの太平洋上まで追尾した。その後、米軍は本体は軌道に乗らずに落ちたと日本側に伝達。政府高官は5日夜「軌道に乗らず失敗したとの連絡を受けた」と明らかにした。
北朝鮮は、ロケットは3段式と発表しており、政府は、2段目が切り離されたかどうかについて確認を進めている。また、発射したのは2006年7月に失敗した「テポドン2号」に「手を加えたもの」(官邸筋)とみている。
麻生太郎首相は首相官邸で記者団に「極めて挑発的な行為で、日本としては断じて看過できない」と強調。河村建夫官房長官は記者会見で、拉致、核、ミサイルの包括的な解決に向け、北朝鮮に対し「具体的な行動を取るよう強く求める」と述べた。
首相はこれに先立ち、関係閣僚との情報集約会議や安全保障会議を順次開催し、今後の対応を協議。今回の発射がミサイル関連の活動停止を求めた国連安保理決議や、ミサイル発射の凍結を確認した「日朝平壌宣言」に違反するとして、国際社会の動きを見ながら、独自制裁の強化に向け結論を急ぐことを決めた。また、北京の大使館ルートを通じ、強く抗議した。
北朝鮮は先月、4月4−8日の午前11時から午後4時までの間に、「衛星」を打ち上げると国際機関に通知。政府は、日本の領土・領海に落下する場合は迎撃する方針に基づき、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載のイージス艦を日本海に、地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)の発射機を岩手、秋田両県や首都圏にそれぞれ展開し、警戒していた。(了)
舞水端里(ムスダンリ)
[時事通信]
■北朝鮮のロケットは衛星搭載、軌道に乗ったかは不明=韓国政府当局者
[ソウル 5日 ロイター] 韓国聯合ニュースは5日、政府当局者の話として、北朝鮮が同日発射したロケットは人工衛星を搭載していたが、実際に大気圏外に出たかどうかは不明だと報じた。
聯合ニュースによると、同当局者は「ロケットの航跡の座標から判断して、われわれはミサイルではなく衛星打ち上げ体と理解している」と述べた上で、「北朝鮮が発射したのは人工衛星と確認された」と付け加えた。
[ロイター]
■【北ミサイル発射】2段目ロケットはどこへ?割り出しには時間
北朝鮮が発射した長距離弾道ミサイルについて、政府は2段目のロケットが通告地点より手前の太平洋上に落下するとの予測を出したが、落下を裏付ける明確な航跡は確認できていない。2段目の落下位置はミサイルの飛距離をはかる重要な要素で、防衛省でレーダー情報を詳細に解析するなど、分析を進めている。
防衛省は、米早期警戒衛星の情報や地上とイージス艦のレーダーを駆使しミサイルの飛行ルートを予測。発射直後には、1段目が秋田県西方約280キロの日本海上に、8分後には2段目が日本の東約1270キロの太平洋上に落下するとの予測を公表した。
1段目は各種レーダー情報を総合して映し出されるディスプレー上で予測地点への落下を確認できたが、2段目は「画像だけでは物体の落下をはっきり確認できなかった」(防衛省筋)という。北朝鮮は事前にロケットが落下する危険区域を日本の東側2150キロから先と通告しており、防衛省の事前予測通りだと2段目は約900キロ手前で落下したことになる。
防衛省は2段目は「切り離されたかどうかも含めて、現時点では断定できない」としているが、河村建夫官房長官は5日の記者会見で「2段目は日本の東約1270キロの太平洋上に落下したと推測される」と明言。「北朝鮮側の(設定した)危険地域よりはかなり手前になった」と述べた。
各種レーダーや衛星情報を詳細に解析すれば解明は可能とみられるが、正確な割り出しには時間を要しそうだ。
[産経新聞]
■「衛星」の電波受信できず 鳩山総務相
鳩山邦夫総務相は5日午後、北朝鮮が「人工衛星」として長距離弾道ミサイルを発射したことについて、日本政府として衛星からの電波を受信していないことを明らかにした。神奈川県にある総務省の三浦電波監視センターで「いろいろやっているが、今のところ(衛星からの電波を)受信した形跡はない」と述べた。安全保障会議後に、首相官邸で記者団に語った。
同時に「安定した軌道を回るのは1日くらいかかることが多い。今のところ電波が送られてきていないことで衛星でないと断言はできない」と、現段階では衛星との主張を完全に否定することはできないとした。
総務省は、1998年のテポドン1号発射に関し北朝鮮が人工衛星打ち上げと主張した際に衛星が発信したと説明した周波数を中心に受信を試みた。
[47NEWS]
■防衛省、秋田県沖で海面変色を発見 「燃料の可能性」
防衛省は5日、北朝鮮の「飛翔(ひしょう)体」発射に関し、秋田県沖を捜索中のP3C哨戒機が、第1段目の落下推定海域で海面の変色を発見したと発表した。発見位置は北緯40度35分、東経135度58分で、秋田沖約330キロ。北朝鮮が危険区域として国際海事機関(IMO)に届け出た落下予想海域内。幅50メートル、長さ3キロにわたって海面が薄く変色していた。同省は「変色は燃料の可能性がある」としている。
P3Cは5日午後零時15分ごろと同3時ごろの2回、同地点で変色を確認した。浮遊物などは見つかっていない。現場海域の水深は約3000メートルとしている。海上保安庁などと協力し、今後も捜索を続ける。
[日本経済新聞]
Posted by nob : 2009年04月05日 23:27