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何時何処に来てもおかしくない。。。

■早朝急襲『東海地震か』 衝撃、よぎる悪夢『ついに…体動かず』

 激しい揺れが眠りを覚ました。十一日午前五時七分、静岡県を突然襲った震度6弱の地震。瓦は落ち、テレビは倒れる。「いよいよ来たか」。東海地震に備えてきた住民はおののく。東名高速道、東海道新幹線…。大動脈のダメージは、夏休みの観光地を直撃する。停電、断水、増えるけが人。大雨をもたらしている台風9号が迫る中、不安が高まった。 

 台風による土砂降りの雨の静岡県を激しい揺れが襲った。眠りを破る衝撃に「やがて来る」とされる東海地震の悪夢が頭をよぎった人も少なくなかった。

 静岡市の飲食店経営笠井忠之さん(64)は、ドスンという衝撃で目を覚ました。障子ががたがたと揺れ、焼酎の瓶やグラスが落ちて割れた。「ついに来たか」。東海地震の発生を覚悟したが、それ以上の強い揺れはなく「本当にほっとした」と胸をなで下ろした。家族五人で寝ていた浜松市の男性(67)も、激しい揺れで跳び起きた。「東海地震が頭をかすめた。もっと強い揺れが来るかと怖かった」と妻(62)。とっさにドアを開け、避難ルートを確保した。静岡市の男性会社員(42)も「いよいよ来たかと頭が真っ白になり、体が動かなかった」と振り返った。

 焼津市の大井八幡宮では、鳥居の左右の柱に渡した石製の棒が二本、約四メートルの高さから落ち真っ二つに。ガタンという大きな音で外に飛び出した近所の戸本定夫さん(75)は「子どもが遊んでいる昼間だったら…」と青ざめた。同市で商店を経営する青野英和さん(46)の店では棚にあった日本酒の一升瓶など約三十本が倒れ、床はガラス片が飛び散って水浸しに。「地域ぐるみで家具を固定するなどして備えていたのでけがはなかったが、余震が心配」。市内の光心寺では墓石約五十基が倒壊、足の踏み場もないほどめちゃくちゃに。駆け付けた檀家(だんか)の女性(70)は「こんなになってしまい切ない…」とぼうぜんと立ち尽くした。

 伊豆半島の伊東市。宿泊施設の管理会社社員石井忠幸さん(33)は「防災無線の放送で津波の危険があるから逃げるよう呼び掛けているようだったが、大雨の音でよく聞き取れない」と話した。沼津市の主婦長沢よし子さん(72)も揺れで目を覚まし、夫(76)に「動かないで」と叫んだ。外は激しい雨に加え雷も。「地盤が緩んでいるので、被害が出ていないか心配」と話した。

100メートル、垂直にえぐられ

■東名上空ルポ

 緑に覆われた斜面の一部がぱっくりと口を開け、赤茶色の土がザザっとほぼ垂直に流れた痕跡が残る。東名高速道路の上空をヘリコプターで進むと、静岡県牧之原市内の上り線斜面で発生した崩落現場が目に飛び込んできた。

 二車線の上り線は走行車線の一部と路肩全体がえぐりとられるように約百メートルにわたって大きく陥没。二十本ほどの柵は、根元の部分のみを残してくっきりと浮き出ている。

 生い茂っていた木々は斜面の下の方でうねるように折り重なる。

 斜面の下、三十メートルほど先には田畑に囲まれた民家も立つ。家々をすっぽりと覆ってしまいそうな大きさの土砂崩れが、地震のすさまじさを物語っていた。

帰省客ら足止めも

■東京駅

 東海道新幹線が始発から運転を見合わせたJR東京駅では、足止めになった多くの乗客が改札口付近の床や階段に座り込んだ。午前八時すぎに運転が再開すると、急いでホームに駆け込む乗客の姿も見られた。

 広島県に旅行する東京都板橋区の主婦木下泰子さん(44)は「台風を心配していたが、まさか地震とは」と驚きの様子。小学生の次男は携帯ゲーム機で時間をつぶした。山口県に帰省する江東区の女性会社員(41)は「仕方ないですね。静岡県の知人にメールしたけれど返信が来ないので心配だ」と顔を曇らせた。

 静岡県内に出張予定だった府中市の会社員西本賀則さん(38)は出張を取りやめ。阪神・淡路大震災で当時の自宅が半壊した経験があり「大きな被害がなければ良いが」と語った。

キャンセル 相次ぐ恐れ

■ホテル

 御前崎市や西伊豆町の観光地は夏休みの書き入れ時。台風9号の接近も重なり、土砂災害などへの不安が一気に高まった。ホテルには早くもキャンセルの電話が入るなど対応に追われた。

 震度6弱を観測した御前崎市。民宿を経営する男性(74)は「台風が気になりテレビを見ていたら、ゴゴゴーと音がして建物がミシミシと揺れた。客の朝食のため用意し重ねてあった茶わんが崩れて割れた」と話した。

 同市の「静岡カントリー浜岡コース&ホテル」では、レストランの食器などが棚から落ちて壊れるなどした。二十代の女性従業員は「地震後すぐにキャンセルの電話があった。台風も来るし、キャンセルが相次ぐかもしれない」と困惑した様子。

 震度5強を観測した西伊豆町の「西伊豆ホテルニュー岡部」はほぼ満室。地震発生直後、数人の宿泊客が「大丈夫か」「津波は」と不安そうな表情でフロントに尋ねてきたという。エレベーターが止まるなどしたが、けが人はなかった。

[東京新聞]

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Posted by nob : 2009年08月11日 23:36