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政権は替われども。。。

■普天間、苦悩深める岡田外相=「日米」「国内事情」でジレンマ

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、岡田克也外相が苦悩を深めている。外相は年内決着を前提に着地点を探ってきたが、社民党の抵抗で結論は越年する方向に。しかし、これに日米合意の履行と早期決着を求める米側が反発。「日米同盟」と「国内事情」のジレンマの中で、外相は焦燥感を募らせている。

 外相は5日午前、宜野湾市の伊波洋一市長と会談。午後には、現行計画で普天間の移設先となっている名護市を訪れて、市民との対話集会に出席。その後、仲井真弘多知事とも会談するなど、精力的に動き回った。

 11月中旬に続いての2度目の沖縄訪問。「皆さんから率直な意見をいただければありがたい」。対話集会で岡田氏は地元の意見に真剣に耳を傾ける姿勢を強調した。だが、沖縄再訪を決めた時点では、普天間問題の年内決着をにらんで、環境整備を図っておきたいとの狙いもあったのは間違いない。

 しかし、社民党の福島瑞穂党首が連立離脱の姿勢を示して「県外、国外移設」を要求し、政府は年内決着を断念。鳩山由紀夫首相は名護市キャンプ・シュワブ沿岸部に代わる候補地を探すよう外相らに命じ、普天間問題は一段と混迷の度が深まっている。

 これまで自民党政権当時の日米合意を重視しつつ、基地負担軽減を求める地元の声にも配慮しようと、解決策を模索してきた岡田氏。だが、普天間問題は既に、連立政権の枠組みにかかわる「政局」問題へと拡大している。

 「日米同盟をいかに持続していくかということと、基地問題をどうするかのジレンマの中で選択を迫られている」。岡田氏は対話集会で、普天間問題の解決の困難さをこう認めるしかなかった。

[時事通信]

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Posted by nob : 2009年12月05日 23:45