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とんだ茶番、、、試みは良しとしても人材と手法に難。。。

■事業仕分け:不発、「横串」わずか1000億円 公約予算の圧縮必至

 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 行政刷新会議の「事業仕分け」で10年度予算概算要求(95兆円)の削減額が約6900億円にとどまったことで、「無駄を削れば衆院選マニフェスト(政権公約)の財源を捻出(ねんしゅつ)できる」としてきた政府の前提は大きく揺らいだといえる。特に、判定結果を仕分け対象外の類似事業にも広げ、削減額の上積みを図る「横串(よこぐし)」の対象は、約1000億円にとどまった。税収の低迷が確実になる中、国債の大幅増発を防ぐには、マニフェスト関連予算の大幅圧縮が不可避といえそうだ。【坂井隆之】

 「(6900億円が)『わずか』とはとても考えられない。今までの内閣でできたことがあるのか」。藤井裕久財務相は11日の会見で、削減額が不十分との見方に色をなして反論した。だが、国債発行額を44兆円以下に抑えるため政府が目指していた3兆円以上の削減には遠く及ばず、仕分けを主導した仙谷由人行政刷新担当相は「もうちょっと横串(での削減)を期待したが、なかなか厳しかった」と無駄削減の限界を認めざるを得なかった。

 11月に行った事業仕分けは、449事業を対象に90事業を「廃止」か「予算計上見送り」と判定。毎日新聞の集計では、「予算縮減」のうち削減幅を明記した事業を含めると、概算要求額からの削減額は約7500億円だった。しかし、財務省が精査した結果、「廃止」「見送り」となった事業の中には、複数年度にわたる補助事業など、契約相手との関係ですぐに打ち切れない支出も含まれていた。これらを除いた結果、仕分けに伴う削減額は6000億円に縮小した。

 さらに、「横串」を活用した積み上げも期待を裏切った。仕分け対象の449事業の要求額は、削減可能な要求総額の75%を占め、そもそも対象外の事業に広げるにも余地は限られていたためだ。

 財務省は、予算復活の条件を「やむを得ない極めて強い理由がある場合」とし、削減額の縮小は原則、認めない方針だ。しかし、削減項目にはスーパーコンピューター関連事業など強い復活要求があがっている案件も含まれ、15日以降の各省庁との折衝で、削減額が縮小される恐れも残る。

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 ◇省庁別の歳出削減要求額◇

      削減要求額  概算要求額 (09年度当初)

内閣府など   114   4008   (4221)

警察庁      41   2749   (2673)

総務省     420  11597  (11626)

法務省      40   6841   (6721)

外務省      98   6671   (6700)

財務省     137  13139  (13146)

文部科学省  1142  52938  (52817)

厚生労働省  1906 261655 (251861)

農林水産省  1556  21820  (25528)

経済産業省   304  10269  (10166)

国土交通省  1017  55943  (63573)

環境省      90   2221   (2237)

防衛省      54  47722  (47741)

合計     6919 497572 (499010)

 ※単位・億円。概算要求額はマニフェスト関連予算を除いた金額

[毎日新聞]

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Posted by nob : 2009年12月13日 23:16