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今回は再建に期待。。。

■‘経営の神’稲盛和夫氏がJAL操縦へ、政府側のCEO要請を受諾

日本で「経営の神」と呼ばれる稲盛和夫・京セラ名誉会長(77)が日本航空(JAL)の‘救援投手’になる。JALの経営正常化を主導する政府傘下の企業再生機構が稲盛氏にJALの最高経営者(CEO)を要請したのだ。稲盛氏は12日、この要請を受諾した。鳩山由紀夫首相はこの日、官邸を訪れた稲盛氏に「最善を尽くしてほしい」と頼んだ。稲盛氏は「JALの再生は可能」と自信を表した。

企業再生機構は「内部の会議では最初から稲盛氏が適任者に選ばれていた。稲盛氏は世界的に著名な経営者で、経営能力が客観的に認められている」と強調した。企業再生機構は稲盛氏をCEOで選任し、従来の経営陣を入れ替える方針だ。稲盛氏は自身が信頼する経営専門家をJALに‘輸血’ する見通しだと、時事通信は伝えた。

稲盛氏がCEOに選ばれたのは、京セラを世界的な企業で育成し、数多くの経営神話を残してきたからだ。電子部品・セラミック製品などを製造する京セラは1959年、他社の工場の一部を借りて従業員28人のベンチャー企業としてスタートした。創業後は毎年、黒字を出してきた。現在では従業員6万人・子会社219社を率いる世界的な企業に成長している。

稲盛氏が尊敬されるのは経営実績のためだけではない。日本の思想を土台とする経営哲学に基づいて強者が弱者を助け、能力よりも性格が良くてこそ個人も企業も成功するという主張を繰り広げてきた。このため稲盛氏は「職員の精神的・物質的な幸せの追求」を会社の経営目標としている。こうした経営哲学のおかげで、京セラは売上高1兆1285億円(08年基準)の大企業に成長する過程で何度か買収・合併(M&A)をしてきたにもかかわらず、一度も雑音は出なかった。

東洋的な経営哲学に基づきながらも、稲盛氏の無借金経営とアメーバ経営は徹底的に計画的かつ科学的だった。稲盛氏は自ら分裂するアメーバのようにいつでも分かれたり統合したりできる独立採算制で会社を運営し、効率経営のモデルを作り出した。

通信産業の民営化が始まった84年にはKDDI設立を主導し、10年で日本第2位の通信会社に育成した。稲盛氏の哲学に追従する経営者が増える中で設立された私設経営スクール「盛和塾」には、毎年3000人余りの中小企業社長が集まる。

しかし8400億円規模の債務を抱えて法的整理に入るJALを安全に‘非常着陸’させるのは決して容易でない。株価は連日暴落し、顧客の不安も高まっている。13日にもJALの株式は下限値の7円に落ち、取引が中断された。

[中央日報]

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Posted by nob : 2010年01月14日 23:57