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小さなでも確かな一歩と思いたい、、、削減ではなく廃絶でなければ無意味なのだから。。。

■START1:後継条約合意…米露関係改善へ初めての成果

 【モスクワ大木俊治】米国とロシアが第1次戦略兵器削減条約(START1)の後継条約で最終合意に達し、4月初旬にチェコの首都プラハで両国首脳が調印する見通しになった。昨年12月のSTART1失効には間に合わなかったものの、交渉開始から1年と、軍縮交渉では例のない短期間で合意に達したことは、米露関係改善とオバマ米大統領が目指す「核なき世界」への第一歩として大きな弾みになりそうだ。

 カーネギー国際平和財団モスクワセンターのトレーニン所長は「(昨年4月の)米露関係のリセット宣言以来、最初の具体的な成果で、他の分野での関係改善にも道を開く。核拡散防止条約(NPT)で課された核軍縮の義務を米露が率先して実行した点でも意義は大きい」と評価する。

 合意の内容は明らかにされていないが、米紙ニューヨーク・タイムズによると、条約発効から7年間で両国が保有できる核弾頭数の上限は、現行(02年調印のモスクワ条約)2200個から1550個に、運搬手段の上限は現行(START1)の1600から800基・機に削減される。検証手段をめぐる対立は、米監視団の常駐やミサイル発射実験のデータ提供などSTART1の取り決めがロシアに不利だとして簡素化を求めていたロシア側の意向が大筋で受け入れられた模様だ。

 また、米ミサイル防衛(MD)計画に歯止めをかけたいロシアが求めていた「戦略防衛兵器」との関連付けは条約前文で触れられているが「法的拘束力のない文言」(同紙)になっているという。米国が01年に弾道弾迎撃ミサイル(ABM)制限条約を脱退後、米露間には防衛兵器の規制取り決めがなく、ロシアはこの分野で大きく後れを取っている。

 ロシア側は新条約への調印にあたり、米MDが脅威になった場合、新条約を脱退する権利を留保する声明を出すとみられている。

[毎日新聞]


■戦略核削減1550で合意 米ロ軍縮、運搬手段は800

 【ワシントン=岩田仲弘】オバマ米大統領とロシアのメドベージェフ大統領は二十六日午前十時(日本時間同午後十一時)、電話で会談し、昨年十二月に失効した第一次戦略兵器削減条約(START1)に代わる新核軍縮条約の内容で最終合意し、来月八日にチェコの首都プラハで調印式を行うことを確認した。 

 世界の核兵器の95%を保有する両国による新条約がそれぞれ議会の批准を経て発効すれば、核軍縮が一層進む歴史的な合意となる。オバマ大統領は会談後記者会見し、「合意は核の二大国が(核軍縮に向け)世界をリードしていくシグナルだ」と強調した。

 ホワイトハウスによると、両国は大陸間弾道ミサイル(ICBM)などに配備済みの戦略核弾頭数を千五百五十、戦略爆撃機や弾道ミサイルなどの核運搬手段を八百に削減することで合意した。

 米ロ両首脳は昨年四月の首脳会談で新条約の交渉開始で合意し、七月には条約の大枠を決め、十二月のSTART1失効までの新条約調印を目指していた。

 しかし、検証措置の在り方や米国のミサイル防衛(MD)東欧配備をめぐり対立し、交渉は越年。新条約は現地調査やデータ交換などの検証措置を盛り込んだが、現行のMD計画を抑制する項目は含まれていないという。

 プラハは、オバマ大統領が昨年四月、「核なき世界」を提唱する演説を行い、調印場所として米側が希望していた。

[東京新聞/27日追加]

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Posted by nob : 2010年03月25日 23:10