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「問題点は確認されない」ことは「問題がない」ことではない、、、原子力の安全は決して担保されない。。。
■プルサーマルに同意 知事が表明 福島第1原発
東京電力が福島第1原発3号機(福島県大熊町)で計画するプルサーマルで、福島県の佐藤雄平知事は6日、耐震安全性などの3条件が満たされたとして「プルサーマルを受け入れる」と正式に表明した。プルサーマル用のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料は今月中旬、3号機に装荷され、9月下旬に発電が始まる予定。国内では九州電力玄海原発(佐賀県)、四国電力伊方原発(愛媛県)に続き、3基目のプルサーマル実施となる。
佐藤知事は今年2月、(1)耐震安全性(2)高経年化対策(3)MOX燃料の健全性確認—を条件に、プルサーマルに同意する考えを示し、県原子力発電所安全確保技術連絡会が3条件の検証作業を続けていた。
県は6日、佐藤知事も交えて原子力関係部長会議を開き、技術連絡会の担当者が「問題点は確認されなかった」との審議結果を報告した。佐藤知事は「報告を了承する。3条件は満たされた」とプルサーマルへの同意を表明。「国の原子力政策に追従せず、立地自治体として、国や東電の取り組みを厳しく確認していく」とも強調した。
福島第1原発でのプルサーマルは1998年、全国で初めて地元同意を得たが、東電の原発トラブル隠しなどで、福島県が2002年に白紙撤回した。県は立地4町の要請を受けて昨年7月、7年ぶりに議論を再開していた。
3号機は現在、9月下旬までの日程で定期検査に入っており、定検中に32のMOX燃料集合体が装荷される。1体60本の燃料棒で構成され、うち44本がMOX。3号機の燃料集合体は全部で548体で、核燃料全体に占めるプルトニウムの量は5.5%程度になる。
東北では、宮城県などが今年3月、東北電力女川原発3号機(女川町、石巻市)でのプルサーマル実施に同意している。
[河北新報]
Posted by nob : 2010年08月07日 17:22