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私の周りにも大勢います、、、これは病ではない、とつくづく思います。。。

■誰もがなり得る、「新型うつ」。なりやすい人の特徴

最近、ビジネスシーンや医療現場で話題になることが多い「新型うつ」。この病気にかかってしまう人が急増中だというが、一般的なうつ病とは何が違うのだろうか。また、どんな人がかかりやすく、万が一、新型うつになってしまったら、どのような対処をすればよいのだろうか。誰もがかかってしまう可能性があるこの病について、「ゆうメンタルクリニック」総院長のゆうきゆう先生に、その特徴や対策を教えてもらいました。

【楽しいこと・関心のあることに対しては積極的に】

まず、一般的なうつ病と新型うつには、どういった違いがあるんでしょうか?

「一般的なうつ病の症状としては、『不眠』、『食欲低下』、『うつ気分』、『無気力』、『無関心』といったものがあげられますが、非定型うつ(新型うつといった病名はなく、病院では非定型うつとして扱われます)では、『過眠』、『過食』といった症状が見られることが多く、『鉛様疲労感』と呼ばれる、手足の重さ・だるさを感じるという症状が見られることが多いですね。とても特徴的なのが、一般的なうつ症状ではネガティブな感情もポジティブな感情も含めて、感情自体を感じにくく行動全般をおっくうに感じるといった症状が見られますが、非定型うつでは不安を感じやすく、楽しいこと・関心のあることに対しては積極的に行動できるのです。嫌なことに対してはうつ気分を感じますが、好きなことに対しては積極的なんですね」(ゆうき先生)

【他人を頼るのが苦手な人は要注意】

過食や過眠など、一般的なうつ病とは違う症状が出るようだ。それに「楽しいこと・関心のあることには積極性を示す」といったことからも分かるように、気分や状況によって症状が左右されることが多いのだそうだ。

 では、どんな人がなりやすいですか?

「どちらかというと、他人の言葉を気にしやすい人が多いかも知れませんね。必要以上に相手の期待に応えようとしたり、他人を頼ることが苦手で、いわゆる少しプライドが高い・相手に弱みを見せたくないタイプの人に多いでしょう」(ゆうき先生)

【できるだけ、規則正しい生活を心がけて】

 新型うつにならないための予防法はありますか?

「基本的な部分で言えば、できるだけ規則正しい生活を送ることが大切です。生活のリズムが崩れていると自己嫌悪に陥りやすく、周囲の目も気になりがちです。実際に他人から指摘されているわけでもないのに、『だらしないと思われているのでは』と想像が膨らんでしまいやすいため、寝る時間や起きる時間を決めて、なるべく生活のリズムを守るようにしてみましょう」(ゆうき先生)

【辛くなったら我慢せず、周囲を頼ろう】

 なるほど。生活習慣の乱れは、いろいろな病気の原因にもなりそうだ。とはいえ、仕事が忙しくなると、生活は不規則になりがち。万が一、新型うつ(非定型うつ)になってしまったら、どうすればよいのでしょうか?

「日中にうつ気分になることが多いことから、昼間に目的意識を持って行動することが勧められます。生活リズムが乱れていることも原因として考えられますので、規則的な生活を心がけましょう。お掃除や家事を計画的に行うのもお勧めです。まずは、日常生活の見直しからですね。また、どうしても辛いな〜と感じるときは、あまり悩まずにクリニックで受診することが大切です。一人で『甘えてるだけなんじゃないか』とさらに悩みを増やすよりは、症状が軽いうちに誰かに相談して安心することも大切なんですね。日頃から『自分を追い込まないこと』を心がけていきましょう」(ゆうき先生)

 誰もがかかってしまう可能性を持つ新型うつ。少しでも辛いと思ったら、自分一人でがんばりすぎずに、周囲やクリニックに相談するようにしよう。

取材協力/ゆうきゆう先生

精神科医。著書多数。ゆうメンタルクリニック総院長。

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Posted by nob : 2013年08月07日 13:01