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単語と文法は自らの言葉で話すための鍵、、、文部省英語も棄てたものではない。。。
■「お待ちしておりました」と
伝えるにはどうしたらいい?
『もし海外出張まで、あと1カ月しかなかったら!?ビジネス英語4週間集中プログラム』の著者、大島さくら子さんが教える、ビジネス英語のミニレッスン。今日は単語力と文法力の鍛え方も併せて教えてもらいます。
「遅かったですね」と
イヤミにならない言い方
会社などで、アポのある訪問者を受け付ける際に、「お待ちしておりました」と伝える場合がありますが、そのまま訳してWe have been waiting for you.とすると、「ずっと長い間待っています(=遅かったですね)」という意味になり、到着が遅いと相手に対するイヤミや批判と取られる可能性があるので、注意してください。
そこで、wait for ~ではなく、expect~を用います。
expectには「期待する、予期する」という意味以外に、「(当然起きることや、来るであることを)待つ、楽しみにする」という意味があります。
例えば、上司や同僚などの訪問者を自分が受け付けた場合には、
She has been expecting you.
「(彼女があなたを)お待ちしておりました」
と伝えます。
これは会社への訪問者に対してだけでなく、自宅やパーティなどの集まりで、ホスト役がゲストを迎える際にも歓迎の意を込めて使う表現でもあります。
いずれの場合も、「~を楽しみにしている」という表現 look forward to ~の現在完了形を用いて、
We have been looking forward to seeing you.
「お会いできるのを楽しみにしておりました」
と伝えてもいいでしょう。
なお、
We are expecting you.と現在進行形を用いて、「近い未来の出来事を楽しみに待つ気持ちを表す」ことができます。例えば、
We are expecting you in Tokyo next month.
「来月、東京でお待ちしております」
のように言います。
ちなみに、She is expecting. は、どういう訳になるかわかりますか?
これは「彼女は妊娠している」という意味です。expectには「妊娠している、出産間近にしている」という自動詞と、「(女性が)子どもを産む予定である、(夫婦や夫に子どもが)できるはずである」という他動詞があります。他動詞では、
We are expecting our first child next month.
「私たちの最初の子どもが来月生まれます」
のように使います。
単語力と文法力の鍛え方
私の場合
さて、『もし海外出張まで、あと1カ月しかなかったら!? ビジネス英語4週間集中プログラム』の発売を記念したこの連載も今日が最終回です。
そこで、最後に、英語をマスターする上でまず必要な「単語力(語彙力)」と、それらの単語を相手に通じるように文章にして組み立てるのに必要な「文法力」の身につけ方について、お話ししたいと思います。
まず単語ですが、私がいつも心に置いているフレーズが、「単語は出会い」です。
単語はたくさん出会えば出会っただけ覚えられます。
「全然覚えられない!」「また同じ単語を辞書で引いている……」と嘆く声をよく聞きますが、忘れても決して落ち込まないでください。
忘れたらまた辞書を引いて、意味を確認するだけの話です。そうやって、何度も出会って覚えていくものです。
そのためには、電子辞書を持ち歩き、気になった単語は常に引ける状態にしておくといいでしょう。
私はそれプラス、単語カードを自分で作成して、それをいつもポケットに入れ、時折カードをシャッフルしながらテストをし、単語力をじわじわとつけていきました。
文法に関しては、基本的な英会話であれば中学卒業レベルで十分ですが、もっと複雑な状況や自分の深い気持ちなどを表現したいのであれば、やはり高校卒業レベルの文法は必須です。
今のうちに、高校レベルの参考書を使って、一通り総復習をするといいと思います。
英文法を体系的に学習することは大事です。やり終わった後は、大きな自信を得ることでしょう。
私自身は数年に一度、半年から1年かけてcover to cover「最初から最後まで、全巻を通して」で総復習しています。あとは、忘れてしまったり、わからない文法事項が出てきたら、その都度確認し、調べるということを繰り返しています。
『もし海外出張まで、あと1カ月しかなかったら!? ビジネス英語4週間集中プログラム』では、第1週目に7日間かけて10の文法を復習します。
「いきなり文法…」「学校みたいでウンザリ」と読者の方のやる気を削ぐことにならないかと、この並び順には悩みましたが、やはり最初に基本的な文法を復習しておかないと、2週目以降の、「使える10のフレーズ」も、「リスニング」も「スピーキング」も満足いくものにならないと思い、1週目に文法を置いています。
単語力と文法力があって初めて、英文が読めて、聞けて、書けて、そして話すことができるようになるのです。
ビジネスチャンスはバスと同じ!?
では、本日の一言です。今日は、イギリスの実業家、ヴァージングループの創始者のリチャード・ブランソン(Richard Branson)氏の言葉です。
Business opportunities are like buses, there’s always another one coming.
「ビジネスチャンスはバスと同じである。いつだって次が来る」
チャンスを逃してしまっても、あまり落ち込まないことですね。
英語で失敗する日もあるでしょう。でも、It’s not the end of the world.「この世の終わりではありません」。次の機会にがんばりましょう!
[DIAMOND online]
Posted by nob : 2013年09月06日 11:14