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大樹の陰はますますなくなり、己は己自身で護る当たり前の時代の到来。。。

■あなたの預金が危ない!
資産を減らさない「守り」の運用とは?

狙われる老後資金
インフレで預金は目減り

「これからは手前どもがですね、亡くなった旦那さんに成り代わりましてですね、奥さまの資産のお世話をさせていただきますので」

 数年前に夫を亡くし1人暮らしの加藤ミツさん(仮名・83歳)。ある日、夫が存命のころから出入りしている証券会社の営業マンと一緒に訪ねてきた支店長が、そう言っておもむろに始めたのは、投資商品の説明だった。

 ミツさんにはさっぱり理解できなかったが、昔なじみの営業マンがわざわざ支店長を連れてきてくれたことがうれしくて、言われるがまま500万円の購入契約を交わした。

 ある休日、東京都内の大手企業で役員を務める50代の息子が帰省すると、ミツさんがうれしそうに書類を持ってきてこう言った。

「支店長までわざわざ来てくれてね、特別な書類に自分でサインまでしてくれたのよ」

 よく確認すると、それは営業マンが複雑な金融商品を契約する際に、上司が同席して承認したことを示す確認書。契約した商品を調べてみると、仕組みが複雑な上に元本割れのリスクが高い代物だった。仰天した息子は、即座に解約させて事なきを得た。

 あなたの預金を脅かしているのは、悪徳証券会社だけではない。政府・日本銀行が推し進めるインフレ目標政策も、預金を目減りさせかねない。

 目標として掲げられている2%のインフレ率達成は難しいとみる向きが多いが、たとえ1%のインフレでも、名目1000万円の預金が10年後には905万円と約1割も目減りする。2%なら30年後には実質価値が半減してしまうのだ。

守りの資産運用の基本は
自分のニーズを把握すること

 インフレによるお金の目減りに備えるには、お金そのものに〝働いてもらう〟必要がある。すなわち投資だ。その際に一番重要なのは、自分の投資の目的をはっきりさせることだ。

 敵を知り己を知れば百戦危うからず──。敵の実力を見極め、己の力を客観的に把握できれば、百戦しても危機に陥ることはない。

 資産運用にもこの有名な孫子の格言は当てはまる。敵(投資商品)の実力を見極め、己(自分の強みと弱み、ニーズ)を客観的に把握することができれば、百戦百勝とはいかないまでも、どんな事態にも落ち着いて対応することができるはずだ。

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 上の表は、自分がどんな投資をしたいのかを知るためのチャートだ。「元本割れはどの程度なら許容できるか」「投資先をどこまで広げるか」という2つのステップを踏むだけで、自分のニーズがわかる仕組みになっている。

 例えば、「絶対元本割れは許容できない」という人は、A1かA2の慎重型となる。その上で、「海外投資は不安なので投資先は日本国内だけにしたい」ならばA1に、「日本のほかに先進国を投資先に入れてもよい」ならばA2に当てはまる。

 元本割れを避けるためには、比較的低リスクの資産の配分を増やす必要があるため、期待リターン(将来にわたる運用で期待することのできる収益率)は2%程度と、あまり高くは望めない。

 それでも、インフレ目標の2%と同水準であり、十分資産を守ることができるレベルだろう。

[『週刊ダイヤモンド』副編集長 前田 剛)]

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Posted by nob : 2013年11月25日 12:40