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年齢ではない、、、内なる心の声に気付いた時が始める時。。。

■義憤は持ってしまうもの
イノベーションは起こしてしまうもの

 つまり、起業もそうだが、イノベーションを起こすためには、第一に、課題を客体ではなく主体化、つまりは自分事化しなければ始まらないということだ。

 これは企業の新規事業推進室などのあり様にも関わる話だろう。そうした組織は、自らが率先して新規事業を開発するのではなく、現場で義憤を持ってしまった人たちを支援して、その想いを形にする手助けをするのが正解なのだと思っている。

 では、主体的に問題を見つけて、その問題と自分を一体化させるにはどうしたらいいか。そのためには、自分の心の叫びのような問題意識がなければいけない。それが義憤なのだが、これは持とうとして持てるものではない。

 義憤は探して持つものではなく、否応なく、持ってしまうもの。一方のイノベーションは起こそうと思って起こすものではなく、やむにやまれず、起こしてしまうものだ。

 そうではなく、極論すれば一攫千金を狙って、“賢く”事業を起こすことはできるだろう。しかし、すでに顕在化しているニーズに焦点を当てた事業であれば、その先は間違いなくレッドオーシャンだ。激しい競争が待っている。

 では、イノベーションを起こすための義憤を持つにはどうしたらいいのか。そのためには、自分の中にぶれない基軸を持って、アンテナを張るしかない。

 その基軸とは、(広い意味においても、狭い意味においても)社会とはどうあるべきか。そのために自分は、また会社は何をすべきなのか。どう生きるべきなのか。そうした社会観や人間観を持つことだと思っている。

[DIAMOND online/「定年前にたそがれない!50代からの人生リセット術 野田稔」からの抜粋]

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Posted by nob : 2014年03月04日 11:25