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主体的・積極的な食養生にて明日の健康は創りだしていける。。。Vol.3/生活習慣の見直しは言わずもがな。。。Vol.2

■寒と熱、あなたはどっち? 花粉症はタイプを見極めてケア

杉本真奈美
随筆家

3月も半ばを過ぎ、ようやく温かさが増してきました。ほがらかな春の陽気に気持ちもうきうきすると言いたいところだけど、正直なところ花粉症でゆううつ......という人もきっと多いはず。
花粉症は体内の水分バランスの乱れが原因

漢方医学では、花粉症で見られる涙、目のかゆみ、鼻水、鼻づまりは「水毒証」の症状と見られています。水毒証とは、体内の水分バランスが悪い状態にあること。身体の一部分だけが水分過剰になったり、逆に水が不足している部分もあり、それが不調として現れている状態です。

さらに、水毒証は「寒」と「熱」のまったく逆の2つのタイプに分けることができるといいます。症状が次のうちどちらにより当てはまるかで判断を。

寒タイプ:鼻水がうすくサラサラしている、涙が目からあふれるほど出る
熱タイプ:鼻づまりがひどい、目のかゆみが強い、熱っぽい

寒タイプの原因は、ずばり「冷え」。漢方では、冷えたコップに水滴がつくように、冷えが水を呼ぶと考えられています。一方、熱タイプの人は、鼻づまりなどを起こすことによって熱を帯びたり、身体の中で炎症が起こっている状態。

寒タイプなら身体を温める性質のある食材を、熱タイプなら身体を冷やす性質のある食材をとるのがいいとされています。

寒タイプにおすすめの食材:たまねぎ、からし菜、さくらんぼ、舞茸、ふぐ
熱タイプにおすすめの食材:セロリ、クレソン、のり、昆布、しじみ、あさり等

また、寒タイプなら冷たい食べ物・飲み物を避ける、熱タイプの人は飲酒を控えめにするなども気をつけたいところ。

どちらも水分バランスの調整がポイント

とはいえ、どちらも水毒証であることは同じ。身体の水分バランスを整えるのには、適度な運動や半身浴が効果的です。ここでもポイントは、寒タイプなら運動後や入浴後に身体を冷やさないようにする、逆に熱タイプならのぼせないように気をつけます。

花粉症と一口に言っても、タイプによって対処法が逆効果になってしまうことも。そのときどきの症状をよく見極めてケアする姿勢が大事になりそうです。

[MY LOHAS]


■花粉症の軽減は1杯のお味噌汁がカギ!?

美肌コンサルタント
光田敦香

花粉症が増加した原因は?

4年前に私も含めて、花粉症の方が年々増え続けているので、原因を調べてみました。

私が読んだ記事では、まず原因の一つ目は、日本の杉の木の価値が低下したため、伐採されずに残っている量が昔に比べて増えたことです。そのため、花粉の飛散量が増えているそう。

二つ目は、コンクリートの道路面積が拡大したためです。地面が土だった時代は花粉が土に落ちるとそのまま土の中に吸収されるので空中に舞うことはないのですが、コンクリートでできた道路や地面では花粉はそのまま残ってしまうので、再度空中に舞ってしまい鼻や目に入り込んでしまうのです。

食事も花粉症の一つ!

また、私達の食生活も原因の一つだと思います。実際、私の食生活4年前までは、食事のバランスが良くなかったのです。その結果、血液がどろどろになりやすく、アレルギー症状や免疫力が低下し、4年前に花粉症になりました。

私が当時、免疫力を高めるために意識したことは、コンビ二のお菓子やインスタント食品やレトルト食品のような添加物の多い食品をできるだけ摂取しないようにし、手作りの和菓子、果物、スムージー、お味噌汁、スープなどをメインとした食事に変えました。

毎日のことなので、肌も美しくなり、代謝も高まりやすくなり、4年前の花粉症状から比べると、今年の方が花粉症の症状はましなのです。

お客様のカウンセリングを通じて感じることは、長年に渡り、日本の空気に合わない欧米型の食事のような高脂肪・高タンパク質の食べ物を食べつづけることで、血液がドロドロになり、体の免疫力が低下する方が増えていると思います。

湿度の高い日本では、肉の脂身をとりすぎると皮脂が過剰になり、皮膚に雑菌を繁殖させ、肌トラブルの原因につながります。

少しずつですが、日本人の身体に合った食生活を心がけることが、花粉症の症状や黄砂といった悪環境から肌を守れる体質をつくりあげることが大切だと思っています。

発酵食品である味噌を使った料理やにんにく、たまねぎ、長ネギ、しょうがなどを使った温かいお味噌汁で血液ドロドロを防いで免疫力を高めてあげてください。

更に、キノコ類(しいたけ、マイタケ、しめじ、えのき)等、刺激を受けた免疫細胞は、再び活性化し、免疫力が高まるので、かぜやインフルエンザにかかりにくくなるという効能があります。

是非、一日1杯のお味噌汁からでも免疫力を高めてあげてください。アレルギー症状に負けない、そしてトラブルができにくい肌を手に入れてください。

[スキンケア大学/美ログ]


■ホルモンバランスを整える食事で不調を改善!

栄養コンサルタント
エリカ・アンギャル

増える女性の不調の原因とは?

PMS(月経前症候群)や子宮内膜症など、婦人科系の疾患に悩まされる人が増えている背景にも食生活の変化が挙げられます。

偏った食生活が女性ホルモンのバランスを乱し、さまざまな不調を引き起こす原因になっているのです。

ホルモンバランスを崩す一番の原因は血糖値が急激にあがる食事。ホルモンは非常に緻密で繊細な仕組みで分泌されていて互いに連携をしているので、ひとつのホルモンバランスの乱れが他のホルモンにまで悪影響を与えます。

血糖値が急激にあがる食事を摂ることで、血糖値を下げるためのホルモン「インスリン」が大量に分泌されると、女性ホルモンをはじめとする他のホルモンのバランスにまでもが乱されることになるのです。

さらに若い女性たちに目立つのは食物繊維不足によるホルモンバランスの乱れ。食物繊維には過剰になった女性ホルモンのエストロゲンを吸着しホルモンバランスを整える働きがあります。

大豆イソフラボンを積極的に摂ることもとても大切。味噌や豆腐、納豆など大豆製品をよく食べていたひと昔前の日本女性たちは更年期障害の悩みとも無縁でした。

また、質のよい油を摂取することも重要なポイント。現代の女性たちは、油の摂取が偏りがちで、特に青魚に含まれるオメガ3やオリーブオイルに含まれるオメガ9などの良質な脂肪分が足りていません。避けたい油の代表選手であるトランス脂肪酸が子宮内膜症や不妊症などの原因になるとも言われています。

ホルモンバランスが、女性の人生のカギを握る

ホルモンバランスを整える食事は、妊娠・出産を控える若い女性たちにはとても大切。さらに、今の自分の食生活が子どもや孫の世代の健康にも影響を与えるということを覚えておいてください。

また、女性なら誰もが迎える更年期を快適に過ごすためにも、それ以前の食生活がしっかりとなされていることがとても重要。コツコツと心がけることが未来のあなたの美しさや健康を支えるものになるのです。

美しく楽しく年を重ねよう。エリカ流ハッピーエイジングの勧め。

海外では、女性は美しく年を重ねた女性こそ魅力的だという考え方が一般的。そのための努力に遅すぎることはありません。

私が今のような栄養の道に進んだのは、25歳のこと。会社員を経ての再出発でした。当時のクラスメイトには55歳の人もいて、その後栄養士として活躍されています。自分の心の中の小さな声に従うことが人生でもっとも大切なこと。それが、美しさや健康、全てに影響をしてくるのです。

[スキンケア大学/美ログ]


■花粉症、敏感肌。つらい症状にはまず知識を。

オーガニックコスメアドバイザー、ホリスティック美容家
林田七恵

花粉症と敏感肌、原因は同じです。

みなさまこんにちは、ホリスティックビューティー担当の林田です。大雪が降ったかと思えば急に気温20度を超えたり、春に向けて気温差の激しい時期になりました。

秋にもお伝えしましたが、気温20度を堺に上下を繰り返すと自律神経が乱れがちになり肌トラブルが増えてきます。また春は肌が敏感に傾くだけでなく、花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎などあらゆるアレルギーが悪化しがちになる時期。

今悩んでいる人はもちろん、誰でも発症リスクのあることですから今回はその原因を考えながら、対策や予防策を見ていきましょう。

春はアレルギーが起こりやすい体内になっています。

ヒリヒリやかゆみ、鼻のぐずぐず、どれもとっても不快な症状ですよね。
すぐにどうにかしたくて、つい花粉症に効く薬は何?敏感肌には何を塗ればよい?とあれこれ薬を探してしまいがちですが、ちょっと待ってください。アレルギーは未だに原因不明の病気。実は西洋医学の得意とするところではないものです。ここは対症療法に走らずに、ホリスティックな観点から知識を身に付け、根本療法をコツコツと行うことがポイントです。

先ほど花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎どれも春に悪化してくると書きました。花粉症は春に花粉が飛ぶことが原因だけど、他の2つはなぜ?と思いますよね。

実は花粉症も、原因は花粉だけではありません。喘息、アトピー性皮膚炎などと同様に
体そのものが春に「アレルギーを起しやすい状況」に傾くことが大きく影響しています。

その原因はやはり、自律神経の働きによるもの。私のコラムでは何度も登場する自律神経。緊張と活動を司る交感神経と、リラックスと修復・再生を司る副交感神経、この2つが交替しながら私たちの身体を動かしています。

春はリラックスと修復・再生を司る副交感神経が優位になっていく季節なのですがこの時、身体を修復をするために癌細胞やウィルスを排除してくれるリンパ球が増えることが分かってきています。リンパ球は通常であれば免疫力を高めてくれるありがたい存在なのですが、行き過ぎると過剰に異物に反応をしやすい状況を作り出してしまいます。これがアレルギー反応になります。

ですからアレルゲンとなる花粉などの物質をシャットアウトすることと共に、身体の自律神経バランスを整え、過剰反応しやすい状況を改善していくことが大切です。

春はアクティブに、身体を動かそう!

気温も暖かくなり身体もリラックス状態になって副交感神経優位になりがちな春。副交感神経はお肌の生まれ変わりも高めてくれますから、適度であれば美容にとってはうれしいことばかり。行き過ぎに注意するためには日中の過ごし方が重要になってきます。

日中は本来、交感神経優位になるべき時間帯。このメリハリがしっかりつくように日中体を動かすことを心がけていきましょう。

《改善ポイント》

1)日中室内でゴロゴロしていませんか?できる限り外に出て体を動かしましょう。また雨の日は普段よりもさらにリンパ球が増える傾向にあります。雨の日こそジムやプールなどで体を動かすようにすると効果的です。

2)食べ過ぎたり、だらだら食べをしていませんか?食事は副交感神経の働きを高めます。
しっかり時間を決めて食べ過ぎないことが大切です。

3)人参・リンゴジュースで朝食を抜くプチ断食がおすすめです。人参・リンゴジュースは体内での白血球内の免疫バランスを取ってくれることがわかっています。また朝食を抜くことで消化器に血液が集中せず全身の血流を増やして血液中の汚れも排泄されやすい状況になります。特に肌荒れで悩む人には人参のベータカロチンは皮膚や粘膜を強化する働きがあるのでお勧めです。

つらい花粉症や敏感肌でお悩みの方は、対症療法を試しながらも自律神経のバランスという観点から生活改善法をいろいろと模索していくと年々楽になっていくことと思います。
諦めずにコツコツと。体と向き合っていきましょうね!

[スキンケア大学/美ログ]

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Posted by nob : 2014年03月24日 10:39