« 何物も諸刃の剣、、、何事にもバランスが肝要。。。 | メイン | また旅立つ君へVol.71/受け入れるだけの「学び」は、もういらない。。。Vol.2 »

今後の実用化に期待。。。

■がん:採血で診断、開発へ 来年度、乳がんで先行実施

 国立がん研究センターなどは18日、乳がんなど13種類のがんを1回の採血で発見できる診断システム開発に着手したと発表した。血液中の物質「マイクロRNA」が、がんになると量が増減することに着目した方法で、身体的、経済的な負担の少ない新たな早期がん発見方法として確立を目指す。このうち解析データが多い乳がんの検査は、来年度にも東京都内の検診機関と提携して先行実施を目指す。

 血液などに含まれるマイクロRNAは2578種あり、特定のがんの「腫瘍マーカー」(がんの進行具合を示す指標)になることが分かっている。だが、がんの有無や部位発見には分析が不十分だった。同センターや東レなどの開発チームは、同センターが保有するがん患者約6万5000人分の血液データを解析する。がんの種類ごとにマイクロRNAの種類とその量のパターンを調べ、どの部位のがんにどのマイクロRNAが多いのかなどを探り、がんの有無と部位の特定を目指す。

 従来の腫瘍マーカーは、がんの早期から高い数値を示すケースは少なく、腫瘍がある程度、大きくならないと検出できなかった。

 がん検査を巡っては、乳がんはマンモグラフィー(乳房X線検査)、肺がんや胃がんはX線検査などと、各がんに対応する検査があり、大型検査装置が必要なことが多い。また、初期のがんを見落としたり、良性腫瘍を悪性と判断したりすることもある。今回の検査が実現すれば、初期に陽性と判明する割合がわずか2%程度とされる乳がんで、早期発見率が大幅に上昇することが見込まれている。

 来年度の先行実施を目指す乳がん検査は、がんと分かっていない人が希望すれば受けられるようにする予定。受診料は未定だが、従来の装置による検査より大幅に低くなる見込みだ。

 また、診断システムを認知症の診断にも応用する研究を進める。【鈴木敦子】

[毎日新聞]

ここから続き

Posted by nob : 2014年08月22日 17:54