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最強の執着は「私」
みんな誰でも「私」がいると思い込んでいますが、「私」は存在しません。
自我があるとは、科学的に証明されていません。
脳の中を調べても、自我がどこに存在しているかわかりません。
「私」というのは幻覚なのです。
身体は常に変化し続け、感情も変化し続けています。
さっきの私の身体と、今私の身体は別ものです。
さっきの心と今の心も別ものです。
身体も心も実体がありません。
だから、「私」と思い込んでいるものは、じつはすべて無常で変化し続けているもので、実体がないのです。
誰でも、こうした自分に執着しています。
実体がない錯覚とはいっても、自分に対する愛着(=執着)は捨てられませんし、捨てたくありません。
だから、強烈で最強です。
しかし、こうした「自分はいる」という「我論」があるために、そのほかのすべての執着が生まれ、すべての苦しみをつくるのです。
[執着の捨て方・「私」を手放して自由になる/アルボムッレ・スマナサーラ]
Posted by nob : 2015年04月04日 10:16