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お互い納得し合ってのことなら何でもありだけれど、、、因果応報、相手にしたことは廻っていずれ自らに還ってくる、、、そもそもそれ以前に自らを救えるのは自分自身だけ。。。
■数年に一度、夫をチェンジする「機種変婚」が急増中!
夫もスマホのように替えてしまう!?
新しいものはやはり使い心地がいい―今、スマートフォンを機種変更するように、幾度となく婚姻を繰り返す女性が目立っているようだ。婚姻の度に幸せを掴む“幸福のキャリアアップ”をはかる彼女たちの心理とはいかなるものか。その真相に迫ってみた。
スマホであれ、ガラケーであれ、そもそも2年に満たない短期間で機種変更することは得なのか、それとも損なのか。複数の携帯電話ショップに尋ねると、「契約時2年ごとに機種変更したほうがお得だ」と口を揃える。
理由は単純かつ明快だ。長期間、同じ機種の使用であれば壊れてもサポートもない。利用料金の割引率も低い。だが2年ごとの機種変更ならばその都度、最新機種の利用も可能だ。それに利用料金の割引率も高くなる可能性もある。契約時から2年後の解約であれば違約金もかからない。だから携帯電話会社(キャリア)を問わず2年ごとの機種変更がお勧めというのだ。
大手広告代理店に勤務する北澤美樹さん(仮名・40歳)も、そんなスマホの機種変更同様、結婚と離婚を繰り返してきたひとりだ。誰かと結婚しても常により自分にベストなパートナーを探す“肉食系女子”である北澤さんは“機種変婚”の良さを次のように語る。
「より自分の魅力を引き出してくれたり、癒やしを与え続けてくれるパートナーを求めることはごく自然なことではないでしょうか。互いに人としての成長の歩幅が揃わなければ、生活を共にする上で違和感を覚えるものです。次のパートナーを求めることは自身の成長の証でもあります」
過去、結婚生活は、長くても5年、短いものでは2年、3年と過去3度の結婚経験がある北澤さんには、高校1年の息子を筆頭に3人の子どもがいる。子どもの目からみて母親はどう映っているのか。
「何度も名字が変わったので、正直、面倒でした。でも3度目の結婚の時はテレビにもよく出ていたタレントさんが父になった。学校で自慢できたし、ちょっと誇らしかったです。今はシングルの母ですが、今度はどんな“父”を連れてきてくれるのか、楽しみでもあります」
しかし、中1の娘、小6の息子は、まだ幼さゆえ短期間の婚姻を繰り返す母の生き方を理解できないようだ。それも無理はないだろう。
「でも、私は自分に正直に生きてきただけです。人を殺めたわけでも、モノを盗ったわけでもありません。私の幸せな姿をみせることで子どもたちからもきっと理解が得られると信じています」(北澤さん)
機種変婚を繰り返す女性は、皆、ポジティブシンキングだ。結婚も離婚も、「より良い私」になれる好機と捉えている。離婚理由を作ったとの理由で夫への慰謝料支払いも厭わない。
その額は婚姻のケースによって違うが、離婚問題に詳しい弁護士によると、「50万円程度が一般的。夫の側が婚姻を機会に家を買ったとか、職を変えたなど、何がしかの特段の事情があれば高額になるが、それでも2年程度の婚姻期間なら100万円程度が相当」という。
婚姻期間が短ければ、夫に支払う慰謝料も少なくて済む。2年という婚姻期間がちょうどいい頃合いだという。なるほど、スマホの機種変更とそっくりだ。
「より幸せになれるのなら、決して高い金額ではありません。ずっと不快な気持ちでパートナーを続けることこそ時間とお金の浪費です」
こう話すのは大井典子さん(仮名・44歳)だ。過去、4度の結婚生活では元夫はもちろんのこと、時には不倫相手の配偶者への慰謝料も支払ってきた。
一流大学卒、大手医薬品メーカー総合職と安定した高い収入があるからこそだが、それでも度重なる慰謝料を支払ってまで婚姻を繰り返すのには理由がある。
「ずっと私を女として見てくれる人と生活を共にしたいから。ひとつ屋根の下で24時間生活していると、いつしかその関係は家族となってしまいます。過去、通い婚も経験しました。でも、婚姻という形をとる限り男と女ではいられなくなってしまう。私は妻であり、母である前にひとりの女性として生きていきたいのです」(大井さん)
違約金を支払ってでも、機種変更をするように、相性が合い、トキメキを感じさせてくれる新たなるパートナーを求める。そこには一度きりしかない人生、悔いを残したくないとの思いが大きい。
もっともスマホも長年用いることで、ようやくそのよさがわかることもある。その一方で、機種変更を繰り返しても「使いこなせない」ということもしばしばだ。同様に、婚姻期間が短い“機種変婚”ではパートナーの良さがわからないまま次に乗り換えてしまうとのリスクも孕む。
そうしたリスクはさておき、今、高学歴、高収入女性に目立ってきた“機種変婚”は、これから定着するだろうか。
「機種変婚したいけれど踏み出せない気持ちの妻は少なからずいるでしょう。一人の女としてみないで『お母さん』と呼んだり、家の中でゴロゴロしていれば、2年ごとの機種変更でなくても、ある日突然、夫に嫌気をさして別の男性にチェンジしてしまうかもしれません」(結婚相談業者の「良縁コンシェルジュ町田」代表・佐野浩一氏)
機種を変更するように新しく乗り換えていく「パートナー」は常に新鮮で、新たな発見や学びをあなたに与えてくれる。そのパートナーにももちろん欠点はあるし、いいことばかりではない。だが、空気が澱んで冷え込んだ夫婦生活を悶々と送るよりは、勇気を出して一歩踏み出し新しい環境で生活を始めてみるのもアリかもしれない。
(ライター・志村ひな子)
[DIAMOND online]
Posted by nob : 2015年09月01日 17:13