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■東京電力、原発検査で偽装工作・データ改ざんも199件
東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市)で1992年、国の定期検査で、事故時に原子炉を冷やすための非常用ポンプが故障していたにもかかわらず、正常に動くかのように偽装工作していたことが31日、分かった。検査に不合格となり、原発の稼働に影響が出ることを恐れたためとみられる。
各地の発電所のデータ改ざん問題を受け、東電が同日、経済産業省原子力安全・保安院に提出した全発電所の調査報告書で明らかにした。
報告書では、国の定期検査を巡り、柏崎刈羽に加え福島第1(福島県大熊町)、福島第2(同県楢葉町)の計3カ所の原発で、計199件のデータを改ざんしていたことを認めた。
東電は現在まで改ざんが続いているケースはなく、「いずれの発電所でも安全性には問題がない」と説明。今後、改ざんに至った経緯や原因を調査し、再発防止策をまとめる方針。
〔日本経済新聞〕
Posted by nob : 2007年02月01日 23:22