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相談が相次ぐ事態、、、それだけのニーズに驚きは隠せない。。。それにしても官房長官、確かに正論だけど、行政が対策をしないからこんな試みがなされる、、、本末転倒だよね。。。

■運用開始の朝、赤ちゃんポストで相談相次ぐ

 様々な事情で子育てできない親から新生児を匿名で預かる「赤ちゃんポスト」の運用が10日正午から、熊本市の慈恵病院(蓮田晶一院長)でスタートした。「命を救える」「育児放棄を助長する」。昨年11月の構想発表以来、全国初の試みに賛否両論が渦巻く中での運用開始だ。この日は朝から、病院に相談の電話が相次いでいる。

 病院側はポストを「こうのとりのゆりかご」と名付けている。病棟1階にある「新生児相談室」の外壁に扉(高さ55センチ、幅60センチ)を設け、その内側に24時間保温の保育器を置いた。新生児を託し、扉を閉めると施錠され、再び扉を開けることはできない。新生児の安全確保のため保育器の監視カメラはあるが、親の匿名性を守るため、外にいる利用者は撮影されない仕組みだ。

 病院側は産婦人科の看護師、助産師ら17人で24時間対応。新生児が保育器に置かれれば、保護するとともに熊本市や熊本県中央児童相談所、熊本県警に連絡する。

 ただ、ポストはあくまで、出産に悩んだ末の「産み捨て」や「捨て子」を防ぐ緊急避難的な措置。扉のわきには相談用インターホンを設け、看護部長や看護師長が応じる。保育器内には「気持ちが変わったら連絡してほしい」などと呼びかける手紙を置く。

 病院側にかかった相談などの電話は、この日の朝からだけで、すでに10本を超えた。蓮田太二理事長(71)は「うれしい一方で緊張感もある。預けるより、できるだけ相談してきてほしい。それが母子の大きな救いにつながる。ともに悩んでゆきたい」と話す。

 熊本市も7日から、24時間対応の電話相談窓口を開設するなど、行政側も相談体制の強化を図っている。

〔朝日新聞〕


■「自分で育てるのが基本」官房長官 赤ちゃんポストで

 塩崎官房長官は10日午前の記者会見で、運用が始まった熊本市の慈恵病院の「赤ちゃんポスト」について「病院内の施設とはいえ、保護者が子どもを置き去りにする行為はあってはならない。自らの手で親が育てるのが基本だ」と改めて批判的な見方を示した。そのうえで「特殊な事情で困難な状況にある人には、それなりの態勢を組んで親の手で育てることができるようにお手伝いをするのが、行政の役割ではないか」と語った。

〔朝日新聞〕

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Posted by nob : 2007年05月10日 13:10