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カネにあかして、、、恥ずかしい。。。

■謝礼受け取り、フィリピンで日本人10人に腎臓提供

 生体腎移植を目的としたフィリピンでの腎臓提供をめぐり、岡山大大学院の粟屋剛教授(生命倫理)らがマニラ近郊のスラム街で実施した聞き取り調査で、謝礼を受け取って腎臓を提供したドナー72人のうち10人が、移植手術を受けた患者(レシピエント)は日本人だと回答したことがわかった。日本人が払った謝礼の平均は、全体の平均より高かったという。調査結果は27日に九州大であるシンポジウムで報告される。

 調査は今月5、6日、フィリピン大の研究者と協力して実施。スラム街の4カ所でドナーに集まってもらい、手術跡を確認のうえ、回答用紙に記入してもらった。72人のうち、外国人に提供したのは29人で、相手は日本人が最も多く、次いで中国人9人、アラブ系3人だった。

 日本人への提供例で最も古いのは86年で、90年代に6例、00年代に3例あった。日本人からの謝礼の平均額は10万1000ペソ(約25万3000円)で、全体の平均7万5000ペソ(約18万8000円)を上回り、最高は92年の16万ペソ(約40万円)だった。

 日本の臓器移植法(97年施行)では臓器売買は禁止され、海外で日本人が売買にかかわるのも違法のおそれがある。粟屋教授は「日本人が予想より多かった」と話し、サンプル数500人以上を目標にさらに調査を進めるという。

 フィリピンではレシピエントがドナーに謝礼を払う仕組みがあり、同国の保健省の一部でこれをさらに拡充しようという案が浮上、政府が臓器売買を促すことになるのではないか、という懸念や批判が出ている。

〔朝日新聞〕

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Posted by nob : 2007年05月13日 16:11