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際限のないテロの連鎖、、、一方の犠牲の上に他方の平和は存在しえない、、、テロとは弱者と強者の戦争。。。

■仏狙うアルカイダ系 地中海連合に反発 パリ・ダカ中止

 5日に始まる予定だった自動車のダカール・ラリー(通称パリ・ダカ、リスボン—ダカール間)の中止が4日、決まった。主要コースとなるモーリタニアでのテロ警戒を強めるフランス政府が中止を促した結果だ。その背景には、アフリカ北西部のマグレブ地域を中心に活動する国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派が、フランスを標的にした動きを強めていることがある。フランスと地域諸国との接近を非難する声明も出ており、サルコジ政権が今後、矢面に立たされる可能性もある。

 先月24日、旧仏植民地のモーリタニアで旅行中の仏人家族4人が殺害された。モーリタニアの捜査当局は、容疑者3人のうち2人のモーリタニア人が、アルジェリアを拠点とする「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織」(AQIM)の関係者だったとした。

 AQIMはかつて「布教と聖戦のためのサラフ主義集団」(GSPC)と名乗っていたが、昨年1月に今の名称に変えてアルカイダ系を明確にした。これに先立つ06年9月、アルカイダのナンバー2、ザワヒリ容疑者はアルジェリアの旧宗主国フランスへの攻撃をGSPCに呼びかけていた。

 仏国土監視局(DST)の元テロ対策担当者、ルイ・カプリオリ氏は「06年9月のザワヒリ容疑者の声明を転換点として、GSPCはアルカイダと手を結んで生き残る新戦略を打ち出した。フランスやスペイン、米国の影響力をマグレブ地域から排除することを狙っている」と指摘する。

 ザワヒリ容疑者は昨年11月の声明でも、この地域に権益を持つこれら3国に対する聖戦を呼びかけた。これを受ける形で先月11日、アルジェリアの首都アルジェの国連施設を狙ったテロがあり、AQIMが犯行声明を出した。今回の仏人殺害は、その延長線上にあるものと見られる。

 昨年5月に発足したサルコジ政権は地中海連合構想を打ち出し、アルジェリアやリビアなどと核協力を含むエネルギー分野の関係強化を図っている。AQIMを率いるアブデルマレク・ドゥルクデル氏は昨年7月、フランスとこうした国々との関係改善の努力を非難する声明を公表していた。

 仏テロ対策コンサルタント「テロリスク」代表のアンヌ・ジュディチェリ氏は「リビアの最高指導者カダフィ氏をフランスに招いて歓待するといったサルコジ氏のマグレブ外交は、親米路線を打ち出していることと合わせ、テロの標的となる可能性をいっそう高める危険がある」と指摘する。

[朝日新聞]


■英テロ専門チーム、パキスタン入り ブット氏捜査に協力

 パキスタンのブット元首相暗殺の捜査に協力するため、英ロンドン警視庁のテロ専門家チームが4日、イスラマバードに到着した。暗殺をめぐっては、パキスタン情報機関などが関与したとの疑惑が浮上。ムシャラフ大統領は3日夜の記者会見で、「英国の協力で謀略説を一掃したい」と述べていた。ただ、捜査は基本的にパキスタン内務省が主導し、英側は専門知識に基づく助言など補助的な役割にとどまるとの見方が強い。

 ブット氏が率いたパキスタン人民党は、国連による中立な調査を要求。「パキスタン側が主導する限り真相解明はできない」と批判している。

 一方、イランのモッタキ外相が4日、イスラマバードの人民党事務所を弔問に訪れた。同外相は記者団に「パキスタンの安定と治安を脅かす者の仕業だ」と述べた。

[朝日新聞]


■元日から自爆テロ相次ぎ、死者40人以上 イラク 

 イラクからの情報によると、首都バグダッドとその近郊で1、2日と相次いで自爆テロがあり40人以上が死んだ。

 バグダッド東部では1日、爆弾テロで死んだ退役イラク軍人の葬式会場で自爆テロがあり、少なくとも36人が死亡。2日には、バグダッドの北東約60キロのバクバで女性によると見られる自爆テロがあり、10人以上が死亡した。米軍に協力するイラク人自衛団の検問所が狙われた。

[朝日新聞]


■トルコでテロ、5人が死亡

 【カイロ=安部健太郎】トルコ南東部ディヤルバクル県で3日、自動車爆弾テロがあり、学生など5人が死亡、軍兵士ら68人が負傷した。リモートコントロールの爆弾で近くを走行した軍用バスを狙ったとみられ、爆発地点に近い学習塾の生徒などが犠牲になった。犯行声明は出ていないが、トルコ軍はイラク北部を拠点とする武装組織、クルド労働者党(PKK)掃討作戦を続けており、PKKによる報復テロの可能性が高いとみられる。

[日本経済新聞]


■テロや戦闘の死者3400人・パキスタンの07年

 【イスラマバード6日共同】ブット元首相暗殺後の暴動による治安悪化を理由に総選挙が2月に延期されたパキスタンで、イスラム過激派のテロや戦闘による昨年の死者が3448人に上ったことが分かった。同国の独立系シンクタンク「パキスタン平和研究所」が6日までに、政府発表や主要メディアの報道を基にまとめた。このうち一般市民の犠牲は1974人という。

 昨年の死者数は2006年に比べ約1.3倍で、05年比では約4.9倍と増加。同研究所は「ブット氏暗殺のほか、軍への攻撃や兵士の拉致が相次いでいる。テロとの戦いの成果は疑問視される」と指摘しており、イスラム圏唯一の核保有国の深刻な治安状況が浮き彫りになった。

 同研究所によると、テロリストの軍などへの攻撃は1306回で、隣国アフガニスタンのイスラム原理主義組織タリバンの政策に共鳴する武装勢力による犯行が大半を占める。

[日本経済新聞/1.6追加]

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Posted by nob : 2008年01月05日 09:12