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改革に期待したい。。。

■日本相撲協会:外部理事・監事に伊藤滋早大教授ら3氏

 日本相撲協会は30日、理事に早稲田大特命教授の伊藤滋氏(77)と、元東京高検検事長で弁護士の村山弘義氏(71)、監事に元警視総監の吉野準氏(73)の就任を決めた。協会役員はこれまで元力士で占められており、外部からの役員招請は戦後初めて。

 昨年の時津風部屋の力士暴行死事件を機に、協会を監督する文部科学省から外部理事の起用を求められていた。協会は9月、外部役員招請のため、寄付行為(定款)を改定。3氏には秋場所中に就任を打診し、内諾を得ていた。今回の招請で、協会の理事は親方が務める内部理事9人、外部理事2人となった。

 協会の武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)は同日、文科省に外部理事・監事の就任を報告。塩谷立文科相は、記者団の取材に「ファンあっての相撲。(協会は)国民の目線で相撲をとらえ、子供たちに夢や希望を与えてほしい。外部役員の担う役割は大きい」と述べ、改革への期待を示した。武蔵川理事長は「『少しは(文科省の指示に)応えられたかな』という気持ち。協会も(役員を)一新して、事件が起きないよう頑張っていくことを伝えた」と話した。【飯山太郎、加藤隆寛】

 ◇「人並み以上のファン」「自由度高く意見」「国民向かねば」

 新たに日本相撲協会の理事・監事となった3人は30日、両国国技館で会見して意欲を語った。村山弘義外部理事(元東京高検検事長)は「人並み以上のファンと自負している。これから個性、持ち味を出して運営に携わりたい」。伊藤滋外部理事(早大特命教授)は「長年携わってきた教育面に加え、村山さんと力を合わせてお金の運用など経理面でもお手伝いしていきたい。一般市民として自由度高く意見できると思う」と話した。

 吉野準監事(元警視総監)は自らの経験をもとに「どこの組織でも『組織の利益が第一』となりがちだが、国民の方を向かねばならない。協会も自覚していると思うが、もう一度見直してみたらどうか」と提言した。【大島祥平】

 【外部理事の略歴】伊藤滋(いとう・しげる) 1931年生まれ。東大大学院修了。東大、慶大両教授などを歴任。専門は都市防災論、都市計画。大阪・千里ニュータウン中央地区センターを設計した。作家の伊藤整の長男。

 村山弘義(むらやま・ひろよし) 37年生まれ。新潟大卒。59年に司法試験合格して62年、検事任官。最高検公安部長や札幌高検検事長を歴任。99年4月、検事総長に次ぐ「検察ナンバー2」の東京高検検事長に就任し同年12月に退官。

 【監事の略歴】吉野準(よしの・じゅん) 34年生まれ。東大から警察庁入庁。在ユーゴスラビア大使館一等書記官、警察庁警備局長などを経て93年に警視総監。退官後、68年の「プラハの春」をテーマにした小説「侵略」を出版。

[毎日新聞]

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Posted by nob : 2008年10月01日 23:30