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ほんの少しの見識と目先の経済支配から脱却する勇気を、、、私達に決して平和と安全をもたらさない原発は止められる。。。
■大間原発 運転2014年11月へ
電源開発が県、町に延期を報告
大間原発(大間町)を建設中の電源開発は11日、運転開始時期を2012年3月から2年8か月延期し、14年11月とすることを県や大間町などに報告した。運転開始の遅れで、国や電力業界が進めるプルサーマル計画への影響が懸念され、三村知事は12日、二階経済産業相や森詳介・電気事業連合会会長を訪問し、計画の着実な実施を要請する。
運転開始延期は、同社の中垣喜彦社長が町議会原発対策特別委員会で報告。中垣社長は記者団に対し、延期理由について、原発耐震指針改定などで国の安全審査が長引き、着工が当初計画より約2年遅れたことを挙げた。
同原発の工程変更は19回目。同社は冬期間に工事が遅れることも想定し、工期をこれまでで最長の「6年6か月」と設定した。
運転開始時期のずれ込みを避けたい同社は当初、短期間で工事を終わらせる工法を検討したが、国の認可の関係で逆に工事が長引く可能性が浮上。結局、従来通りの方法を採用した。総事業費4690億円は、見直しを含め精査中という。
同原発は、プルトニウムを使ったMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料だけで運転する世界初の商用炉で、プルサーマル計画の中核施設。同計画が遅れると、六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場で精製したプルトニウムが行き場を失う。三村知事の二階経産相らへの訪問は、「プルサーマル計画での確実な発電を再確認する必要がある」(三村知事)ためだ。
運転開始の遅れは、大間町の税収にも影響するため、同社は財政支援も含む地域振興策を検討する方針。
町は当初、13年度は、48〜50億円の固定資産税収入を見込んでいた。中垣社長が同委員会で「このような報告をするのは大変心苦しい」と陳謝したのも、町の目算を狂わせてしまったことが大きい。
ただ町幹部らの間では、延期容認が大勢だ。金沢満春町長は「安全な発電所を作ってもらうことが地域の誇りにつながる」と表明。町議の委員会質疑でも、工事延長による経済効果を当て込み、「工期を長くしてほしいと願っていた」などとの発言もあった。
[読売新聞]
Posted by nob : 2008年11月12日 22:22