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相撲界に限らず、一般家庭にも学校にも会社にも、社会全体に蔓延する大麻は問題だけれど、、、もし検査を打ち切ったのであれば、協会の在り方こそが大問題。。。
■若麒麟への検査「途中で打ち切り」証言も
大相撲の十両力士若麒麟(本名・鈴川真一)容疑者(25)が30日、大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕されたことを受け、同日午後6時すぎから東京・両国国技館で緊急会見を行い、武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)らが冒頭で「全国の大相撲ファンの皆さまに深くおわび申し上げます」と謝罪した。昨年の大麻事件以降、再発防止委員会などを立ち上げたにもかかわらず事件が再発したことに、日本相撲協会の責任が再度問われる事態となった。
午後6時すぎから行われた会見冒頭で、武蔵川理事長は「テレビのニュースで拝見して。(大麻事件は)本当にあってはならないこと。大相撲のファンの皆さま方、多くの皆さま方に大変な迷惑をかけたことを深くおわび申し上げます」と沈痛な表情で謝罪した。
協会としても寝耳に水の衝撃だった。昨年8月の元力士若ノ鵬の大麻所持逮捕にはじまり、翌9月には同じく元力士の露鵬、白露山が協会の薬物検査で陽性反応が出て警察での取り調べを受けた。この事件を重く見た協会は再発防止検討委員会を立ち上げてドーピング検査を行い、昨年末には研修会を開いて力士の指導に当たるなどしてきた。
信頼回復を目指してきた中で起きた不祥事に、武蔵川理事長は「言葉がありません。協会一丸となって出直してやろうという時に大変悔しく、裏切られたような気持ちでいっぱい」と無念さをにじませた。今回は初めての日本人力士の大麻所持逮捕となったことには「外国人力士、日本人力士とかは関係ない。これは罪。それだけの償いをしてもらわないといけない」と解雇も含めた処分を示唆した。
だが原因について問われると、武蔵川理事長は「原因がどこにあるのか、私も聞きたいぐらい」。また検査方法の是非ついて問われた再発防止検討委員会委員長の伊勢ノ海理事(元関脇藤ノ川)は「それは専門の先生が判断した結果ですから。我々素人が言うものではない。問題ないと思う」と話すにとどまった。
協会側は事件再発に驚くばかりだが、若麒麟は1度目と2度目の検査結果で「グレー」と疑いが持たれたにもかかわらず、3度目の検査で「シロ」と判定されたとされる。しかし、ある関係者は「現場にいた検討委員会の親方から、検査を途中で打ち切り、うやむやのまま若麒麟を帰したと聞いている」と証言。別の親方も伝聞ながら「グレーの段階なのに検査をやめさせたようだ」と話すなど、検査が本当に行われたどうかも、はっきりしない状態だ。
昨年の不祥事では、北の湖前理事長が辞任に追い込まれた。武蔵川理事長は自らの責任について「これからそういう話も聞きながら、どういう責任を取るべきか考えていきたい」と引責辞任の可能性にも含みを持たせた。いずれにしても昨年から2人目となる力士の大麻所持による逮捕で、協会が世間の厳しい目にさらされることは間違いない。
[日刊スポーツ]
Posted by nob : 2009年01月31日 15:32